レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/08/06
- 登録日時
- 2017/04/24 00:30
- 更新日時
- 2017/04/24 00:30
- 管理番号
- 参調 17-0003
- 質問
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解決
オリンピック誘致の実現までの手順・プロセスについて実例をもとに知りたいと思います。
具体的には、
・オリンピックの運営主体と協力団体の組織にはどのようなものがあるのか。
・運営主体と各国の競技団体との関係は。
・オリンピックの運営主体の財政状況・収入源・資金使途は。
・オリンピックの誘致都市を決めるまでの流れ・スケジュール。
・誘致国・都市の負担する事務
・誘致国・都市の負担する資金の額・決定の考え方 など。
おおむね以上のようなことが分かるような書籍・雑誌記事をご紹介いただければ幸いです。
もちろん、公表資料では明らかにされていない点が多々あろうかと思いますので、長野やソルトレークシティで開催されたオリンピックなど過去の実例のルポルタージュ・ドキュメントで十分です。
- 回答
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似たようなレファレンス事例がないか、検索エンジンで「オリンピック」「誘致」「レファレンス」をキーワードに調べたところ、『レファレンス』781号の記事を発見。
当館所蔵資料で分類記号「780.69」の資料を調査。長野冬季オリンピックの報告書が質問内容に適した資料と思われる。
その他、オリンピック、IOCにかかわった人の回想録があったので、こちらも紹介。
◇2020年開催される東京オリンピックについて
国立国会図書館調査及び立法調査局が発行している「各分野の国政課題の分析、内外の制度の紹介、国政課題の歴史的考察等、国政の中長期的課題に関する本格的な論説を掲載した月刊の調査論文集」である『レファレンス』781号(2016年2月)が「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた諸課題」を扱っており、「「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた諸課題」序論」に、2020東京大会招致への過程が記載されている。また、「オリンピックと経済」に、オリンピックの開催費用、財源などについて記述あり。 『レファレンス』」781号は国会図書館HPの「トップ>国会関連情報>レファレンス」のページ(http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/refer/ 2017/3/16最終確認)で全文を読むことができる。(PDFファイル)
また、東京オリンピックに関する組織のHPは以下の通り
◆公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(https://tokyo2020.jp/jp/ 2017/3/16最終確認)
◆日本オリンピック委員会(JOC)(http://www.joc.or.jp/index.html 2017/3/16最終確認)
◆東京都オリンピック・パラリンピック準備局(http://www.2020games.metro.tokyo.jp/ 2017/3/16最終確認)
◇19978年長野冬季オリンピックについて
当館所蔵資料『第18回オリンピック冬季競技大会公式報告書』(全3冊)のうち1冊目が「計画と支援」となっており、誘致までの経緯、大会運営費について、財源の確保、IOC(国際オリンピック委員会)、IF(国際競技連盟)との協議、調整について、メディアサポートなどのことについて、詳しい記述がある。
◇その他(読み物的なものであるが、参考になりそうな資料)
『希望の祭典・オリンピック』 原田知津子著 幻冬舎ルネッサンス 2012
IOC委員の世話役(コンパニオン)やオリンピック選手団役員を40年勤めた女性の回想録。P32~38に、国際オリンピック委員会(IOC)、国内オリンピック委員会(NOC)、国際競技連盟(IF)、オリンピック大会組織委員会(OCOG)についての簡単な説明あり。
『IOC』 猪谷千春著 新潮社 2013
委員としてIOCと長くかかわってきた猪谷千春氏が、その内情について書いたもの。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- スポーツ.体育 (780 7版)
- 参考資料
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- 1 第18回オリンピック冬季競技大会公式報告書 1 計画と支援 信濃毎日新聞社?編集 長野オリンピック冬季競技大会組織委員会 1999.3 780.69/O/1
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2 希望の祭典・オリンピック 原田/知津子?著 幻冬舎ルネッサンス 2012.7 780.69/KI -
3 IOC 猪谷/千春?著 新潮社 2013.2 780.69/I
- キーワード
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- オリンピック
- 誘致
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000215282