レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200924
- 登録日時
- 2020/11/29 00:30
- 更新日時
- 2020/12/06 16:19
- 管理番号
- 0000201508
- 質問
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解決
『佐賀県近世史料 第8編 第1巻』P403に記載のある三高について分かる資料はありますか。
- 回答
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次の資料に記載がありました。
(1)『佐賀県史 中巻』 佐賀県史編さん委員会/編 佐賀県 1968
P109 侍について、その所得となるところの、知行地からの本年貢の高をいう時には物成の語を用い、知行地について、そこの本年貢の高をいう時には地米の語を用い、また、知行地でなくとも、一般に村高などをいう時には地米の語を用いた。
※参考として、下記の資料を御案内しました。
(2)『佐賀藩の総合研究 続』 藤野 保/編 吉川弘文館 1987
P582 相続米渡しとは、財政窮乏の時、盛んであった献米・献銀を徴収しない代わりに、家中の俸禄として渡されていた切米を総て没収し、その中から各家の相続費即ち毎日の生活を維持するだけの米を禄高に割当てて渡す方法1000石以上の者は高の二分(1000石につき200石)、100石以下50石以上は高の四分四厘(100石につき44石)等の割合で渡した(『鍋島直正公伝 第1編第3』 P18より)。
(3)『佐賀藩の制度と財政』 城島正祥/著 文献出版 1980
P153 「佐賀藩領の石高と成」 地米とは、佐賀藩の特殊な用語であるが、大まかに言えば物成を意味する。しかし禄高をいう時は物成を用い、配分地と限らず郡や村が上納する高をいう時は、地米という。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『佐賀県近世史料 第8編 第1巻』 佐賀県立図書館/編 佐賀県立図書館 2005 P403 「~〆六拾石三高ニ被仰付」の三高とは。
- NDC
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- 九州地方 (219)
- 参考資料
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(1)佐賀県史編さん委員会/編. 佐賀県史 中巻. 佐賀県, 1968.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I071251026-00 -
(2)藤野 保/編 , 藤野‖保. 佐賀藩の総合研究 続. 吉川弘文館, 1987.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I012424895-00 , ISBN 4642032797 -
(3)城島正祥 著 , 城島, 正祥, 1912-. 佐賀藩の制度と財政. 文献出版, 1980.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001447923-00
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(1)佐賀県史編さん委員会/編. 佐賀県史 中巻. 佐賀県, 1968.
- キーワード
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- 三高
- 物成
- 地米
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000289942