レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年12月08日
- 登録日時
- 2022/09/13 11:04
- 更新日時
- 2022/09/28 09:13
- 管理番号
- 中央-1-0021568
- 質問
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未解決
神道徳治郎(真刀徳次郎)が鈴ヶ森で処刑されたことが確認できる資料を探している。
- 回答
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神道徳治郎が江戸鈴ヶ森で処刑されたことを確認できる資料は見つからず。
- 回答プロセス
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はじめに神道徳治郎について調査。神道徳治郎が武州大宮宿で獄門にかけられたと書かれている資料はあったが、江戸鈴ヶ森での処刑について書かれているものは見つからず。
・神道徳治郎についての調査資料
『盗賊の日本史』阿部猛/著 同成社 2006年
『江戸の町奉行』南和男/著 吉川弘文館 2005年
『鬼平がよみがえる 時代の魁・長谷川平蔵』久田俊夫/著 東洋経済新報社 1999年
『鬼平・長谷川平蔵の生涯』重松一義/著 新人物往来社 1999年
調査の中で、神道徳治郎が「武州大宮宿で獄門にかけられた」という記述の出典が『幕府時代届申渡抄録』であることが判明。この資料を、下記で確認することが可能。
※インターネットの最終アクセス確認日:2022年9月21日
・国立国会図書館デジタルコレクション(インターネット公開)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/899101
『百万塔 第9巻』中根淑 校 金港堂 明25 書誌ID:000000519730
150コマ~「幕府時代届申渡抄録」
161コマ目に、真刀徳次郎についての記述あり。「武州大宮宿におゐて獄門」と書かれている。
・国立公文書館デジタルアーカイブ
https://www.digital.archives.go.jp/
検索窓に「真刀徳次郎」と入力して検索すると、「盗賊真刀徳次郎一件」がヒットする。件名をクリックすると詳細画面が開き、画像の「閲覧」をクリックすると、『天保雑記』の写本画像を見ることができる。上記「幕府時代届申渡抄録」と照らし合わせると、同内容であることが読み取れる。
次に、鈴ヶ森刑場について調査。八百屋お七やその他の人物の処刑について書かれているものはあったが、神道徳治郎の名が出てくるものは見つからず。
・鈴ヶ森刑場についての調査資料
『日本刑事史跡散歩』後藤丈二/著 勁草出版サービスセンター 1985年
『江戸の刑罰』石井良助/著 吉川弘文館 2013年
『拷問刑罰史 改訂新版』名和弓雄/著 雄山閣 2012年
『江戸東京学事典』小木新造/[ほか]編集 三省堂 1987年
『日本歴史地名大系 13 東京都の地名』平凡社 2002年
『図説 江戸の司法警察事典』笹間良彦/著 柏書房 1980年
『ヴィジュアル百科江戸事情 第3巻 政治社会編』NHKデータ情報部/編 雄山閣出版 1992年
『大江戸捕物帳』秋山忠弥/監修 学研 2003年
- 事前調査事項
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利用者自身で下記資料を調査済み。
・『江戸から東京へ物語でつづる部落の歴史』の処刑された人物一覧に「神道徳治」の名がある。
・『岡田善休資料集』のp12(寛政元年(1789)閏6月)の同七日に神道徳治郎についての記述があり、「此昼過江戸より宿次人足にて首四ツ通ル」と書かれている。
- NDC
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- 関東地方 (213 10版)
- 日本 (281 10版)
- 刑法.刑事法 (326 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 神道徳治郎
- 真刀徳次郎
- 鈴ヶ森
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000321176