レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 奈義町立図書館 (2410013) | 管理番号 (Control number) | M1209221236397 | ||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2018年09月04日 | 登録日時 (Registration date) | 2018年09月04日 18時05分 | 更新日時 (Last update) | 2018年09月04日 18時21分 | ||||
質問 (Question) | 『美作太平記』(中世の美作地方を舞台にした戦記物語)については、概ね著者不詳とされることが多いが、一部の刊本には、「皆木保実(みなぎやすざね)」を著者とするものがあると聞いた。 皆木保実を著者とする根拠につながる記述が載っている資料及び記載箇所について知りたい。 | ||||||||
回答 (Answer) | 三好基之著『新釈美作太平記』(山陽新聞社刊)末尾の解説によると、郷土史家寺坂五夫氏が自費出版した刊本(以下、「寺坂本」と呼ぶ。)中、「地理之巻」の巻頭の沿革の末尾に、美作太平記成立の由来について記した次のような文が載っており、文中の菅原保実=皆木保実であって、この記述をもって寺坂氏、三好氏ともに美作太平記の著者は皆木保実であると述べている。 「徒者、此美作は、太守なく群主郷主、名主の国人押領すといへども、…(略)…今文化、文政の年間に至り、号て美作太平記と菅原保実謹書者也」 当館所蔵の吉備文庫版、新編吉備叢書版には、該当箇所が収録されていなかったため、寺坂本を所蔵する岡山県立図書館に照会したところ、デジタル岡山大百科で本文を閲覧可能とのことだったので、確認したところ上記の記述があった。 依頼者には、『新釈美作太平記』末尾の解説を紹介するとともに、デジタル岡山大百科所収の美作太平記(寺坂本)の該当URLを回答した。 | ||||||||
回答プロセス (Answering process) | |||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) |
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寄与者 (Contributor) | |||||||||
備考 (Notes) | |||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 事実調査 書誌的事項調査 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 人物 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | ||||
登録番号 (Registration number) | 1000241876 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |