レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年8月28日
- 登録日時
- 2010/10/27 09:51
- 更新日時
- 2011/11/30 15:21
- 管理番号
- 相市-H22-008
- 質問
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解決
汗をかくと非常に塩からい汗がでる。
さらさらの汗と、どういう仕組みで違っているのか?
- 回答
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汗の成分のうち際立って多いのは塩分(ナトリウムイオンと塩素イオン)であり、汗は薄い食塩水のようなものといえる。
大汗をかいたあとそのままにしておくと、汗の成分だけが蒸発して塩分が残るから、なめればしょっぱいはずのである。
- 回答プロセス
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●相模原市OPAC検索
キーワード「アセ」
①「新・汗のはなし 汗と暑さの生理学」(小川 徳雄/著 1994)(〔491 S27957810〕
P116 汗の生産量が寸増すにつれて汗が導管をすばやく通過するので、再吸収を免れるナトリウムイオン、塩素イオンの量が増し、汗の塩分濃度が上 がる。つまり、汗が少ないときにはわずかしか塩分を含まないが、汗が多くなるとほどしょっぱくなるのである。
(図有り、個々の汗腺の発汗量と汗のナトリウム濃度との関係)
キーワード「タイオンチョウセツ」
②「カラダの百科事典」(日本整理人類学会/編 2009)〔R491 S28421477〕
P351 エクリン腺の汗の成分は、約99パーセントが水で、少量のナトリウム・塩素・カリウム・カルシウムなどを含んでいる。
「エクリン腺」とは、ヒトの全身に分布していて、それにより汗をかくもの。
キーワード「ハツカン」
2件ヒットするが、記載なし。
③「人間の許容限界ハンドブック」(関 邦博/(他)編 1990)〔R491 S22916316〕
④「発汗してキレイになる本」(岩盤浴徹底研究 発汗美人研究会/編]〔492.53 S23275712〕
●直接、棚へ
⑤「からだと水の事典」(佐々木 成/編 石橋 賢一/編 2008)〔R491 S26263517〕…記載なし
⑥「日本大百科全書 1」(小学館 1994)〔R031 S12881082〕
P335 5行目より 「食塩濃度は、0.3%~0.9%で発汗の程度によって著しく異なり、普通約0.65%である。
しかし、大量に発汗するほど、濃くなって0.9%にも達する。
これは、分泌時に体液の食塩濃度に近いものが、汗腺の導管内で再吸収されるわけで、
汗が多量に流れた場合には再吸収が十分に行かなくなるためである。」の記述があり。
また、「汗の組織」についての表あり。
⑦「医学書院医学大辞典」(伊藤 正男/著 2009)〔R491 S26273151〕
P27「汗」の項目にも⑥と同内容の記述あり。
●再度、相模原市OPAC検索
⑧「汗の常識・非常識 汗をかいても痩せられない」(小川 徳雄/著 1998)〔HE491 S19251388〕
P71「汗はなぜしょっぱいのか」に、大汗をかいたときにしょっぱい旨の記載あり。
汗の成分のうち際立って多いのは塩分(ナトリウムイオンと塩素イオン)であり、汗は薄い食塩水のようなものといえる。
大汗をかいたあとそのままにしておくと、汗の成分だけが蒸発して塩分が残るから、なめればしょっぱいはずである。
①と⑧を貸出して終了。
※〔 〕内当館請求記号及び資料コードです。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 基礎医学 (491 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 汗
- 体温調節
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000072791