レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190514
- 登録日時
- 2021/03/19 00:30
- 更新日時
- 2023/03/20 16:32
- 管理番号
- 0400000059
- 質問
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解決
現在の都城市都北(とほく)町松之元(まつのもと)地区あたりの字図(あざず)はあるか?
江戸時代に松並木があった所を調べたいので、最も古いものが良い。
- 回答
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『明治21年都城図』『庄内之乱諸城図(都城島津邸所蔵)』に松並木を表すと思われる点の記号の記載がある。
※参考:文字史料として松並木の事が書かれている記述は以下の通り。
・p922(9行目)→他領境まで一里塚を設けて町木を立て、街道の両側には松並木(並木)が植えられていたといわれているが…(以下略)
・p927(後から2行目)→高木往還…本町-唐人町-平江町を通り、川東-松之元を経て高木村(高木町)に達する。
- 回答プロセス
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1:都城市立図書館が所蔵している地図を確認。字図(あざず)はあるが、松並木は記載されていなかった。
2:都城市道路公園課に問い合わせ。古い地図は持っていないとのこと。
3:都城島津邸に問い合わせ。『庄内之乱諸城図』(2019/6/23迄パネル展示中)に松並木を表す(と思われる)点があることが判明した。
4:結果を受けて図書館所蔵の地図をもう一度確認した所、「明治21年都城図」に同様の記載があった。
5:『都城市史 : 通史編 : 中世・近世』を確認。「18世紀頃の街道には松が植えられていた」「松之元は高木往還と呼ばれる街道の通り道であった」との記述から、4の地図の点は松並木を表すと思われる。
- 事前調査事項
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法務局で大正末頃と思われる字図(あざず)は確認した。松並木は記されていなかった。
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 日本史 (210 10版)
- 九州地方 (219 10版)
- 参考資料
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- 都城図 : 明治21年 / 第6師団参謀部 1888
- 都城市史 : 通史編 : 中世・近世 / 都城市史編さん委員会(都城市)2005
- キーワード
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- 都城市
- 照会先
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- 都城島津邸、都城市道路公園課
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000295395