レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/02/19
- 登録日時
- 2019/03/25 00:30
- 更新日時
- 2019/03/25 00:30
- 管理番号
- 6001037319
- 質問
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解決
新渡戸稲造が札幌農学校教授時代に兼務していた北鳴学校での役職は何であったか
- 回答
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以下「校長」および「教頭」と記されている資料がありました。
・『新渡戸稲造伝 伝記・新渡戸稲造 伝記叢書』 石井満/著 大空社 1992.12
P.158 「当時札幌には中学校の設備が一つもなく、一般に不便を感じていたところ、北海道鉄道株式会社長堀基氏がこれを憂ひ、私立中学校の設立を企図して、新渡戸先生にその校長たらんことを懇請して来た。(中略)堀氏の懇望もだし難く遂にこれを承諾して、校名を北鳴中学校と名づけ、一切の責任を負はれることゝなつた。」とある。
・『新渡戸稲造 幼き日の思い出/人生読本 人間の記録』 新渡戸稲造/著 日本図書センター 1997.6
P.221 年譜に「北鳴学校、遠友夜学校の校長となる」とある。
・『新渡戸稲造事典』(佐藤全弘/著 教文館 2013.10)
P.313-328 「関係のあった学校」より
P.328 「北鳴学校」の項
「札幌農学校教授となって半年もたたなかったが新渡戸は堀から懇願されて教頭となり、教育から運営に至るまで全責任を負うようになった。」とある。
・『明治の教育史を散策する [正]』(神辺靖光/著 梓出版社 2010.5)
P.245-248 「第Ⅲ部文献紹介・書評 第1章文献紹介 二『北鳴学校紀事』について」(全国地方教育史学会『地方教育史研究』21号、2000年)より
P.247 「校長には堀基が就任したが教育の一切は教頭・新渡戸稲造が取り仕切ることになった。」
という記述がある。
[事例作成日:2019年2月19日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
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- 新渡戸稲造伝 石井/満∥著 大空社 1992.12 (158)
- 新渡戸稲造 新渡戸/稲造∥著 日本図書センター 1997.6 (221)
- 新渡戸稲造事典 佐藤/全弘∥著 教文館 2013.10 (328)
- 明治の教育史を散策する [正] 神辺/靖光∥著 梓出版社 2010.5 (247)
- キーワード
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- 新渡戸稲造(ニトベイナゾウ)
- 北鳴学校(ホクメイガッコウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000253666