レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年12月11日
- 登録日時
- 2011/07/13 15:12
- 更新日時
- 2011/07/13 15:12
- 管理番号
- 9000006222
- 質問
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解決
家庭でできる「えびせんべい」の作り方を知りたい。
- 回答
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「NHKきょうの料理」平成5(2003)年3月号(日本放送出版協会)によると、えびせんべいの作り方は次の通り(2人前、車えび2匹)。
(1)車えびはあらかじめ下処理を行い、尾を除く
(2)ラップフィルムの間にブツ切りのえびを置き、かたくり粉をたっぷりふって、めん棒で薄くたたき伸ばす。途中何度かかたくり粉をふりかけ、できるだけ薄くのばす。
(3)余分な粉を落とし、170℃の油で色よく揚げ、熱いうちに塩をふる。
(4)乾燥剤を入れ密閉しておくと保存可能。
- 回答プロセス
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1.和菓子の作り方の図書を調査するが、次のものには、饅頭やようかんなどはあるが、えびせんべいの作り方の掲載はなかった。
・『お茶にあう和風のおかし:おとなのためのお菓子集』(長尾智子著 柴田書店 2000年)
・『お茶の心を込めた手作りの和菓子』(岩瀬菊女著 主婦の友社 1990年)
・『おばあちゃん伝授のおいし懐かし和風おやつ(Heart warming series)』(岩崎泰子料理制作 日本ヴォーグ社 1996年)
・『手作りがおいしい和菓子の本』(中城裕美著 雄鶏社 1991年)
2.菓子に関する事典類を調査
・『菓子(新・食品事典)』(河野友美編 真珠書院 1991年)→p59「家庭でつくる場合は、クルマエビなどの頭と殻を除き、切り開く。カタクリ粉をまぶし、薄くすりこ木でたたいて伸ばし、油で揚げる」
・『菓子の事典』上巻 和菓子篇(菓子研究会編 三元社 1953年)→えびせんべいの項によると、【原料と配合率】砂糖250匁(937g)、メリケン粉250匁(937g)、海老肉25匁(94g)、鶏卵2個【作り方】砂糖、鶏卵、粉を混和攪拌して、海老肉を漉して、これに加え、適当な固さにこねて、種を作り、型に流して焼きあげる。
3.食材、料理に関する事典類を調査
・『食材図典:FOOD'S FOOD』第2巻(小学館 2001年)→p51市販のえびせんべいについて「背わたや殻を除去した小型のエビを原料に、かたくり粉をつけながらたたきのばし焼いたもの」とあり、香川県の「あいむす焼き」を紹介。
・『材料料理大事典』魚貝1(学研 1987年)→p163日本料理の「えびせんべい」について「生きたままえびは尾から頭まで鬼皮をむき取り、二つに切る。ごく薄い素塩を振って1時間ほどしたらかたくり粉をつけ、めん棒で静かにたたきながら紙状にのし、サラダ油で揚げる。さんしょう塩を添えてすすめる」とある。
4.「NHKきょうの料理」(日本放送出版協会)の平成3年以降のバックナンバーについて、各年の3月号巻末にある食材別の索引を調査。
・平成7(2005)年12月号p47に正月料理として「丸ごとえびせんべい」→背開きにしたえびにかたくり粉をまぶし、めん棒などでたたいて薄くのばし、電子レンジで4分加熱または油で揚げる。
・平成5(2003)年3月号p61に車えびを使った「えびせんべい」→下処理(p59)をして尾を除いたえびにかたくり粉をふってめん棒で薄くたたきのばし、油で揚げて軽く塩をふる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品.料理 (596 9版)
- 食品工業 (588 9版)
- 参考資料
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- 『菓子(新・食品事典)』(河野友美編 真珠書院 1991年) (p59)
- 「NHKきょうの料理」平成5(2003)年3月号(日本放送出版協会) (p59,p61)
- キーワード
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- えびせんべい
- えび(海老)
- 料理
- 菓子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 料理・食品
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000088454