レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年12月14日
- 登録日時
- 2016/02/28 15:01
- 更新日時
- 2016/03/02 10:24
- 管理番号
- 蒲郡-2005-12141-般
- 質問
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解決
どうして備前焼はあのような見た目になるのか。
- 回答
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備前焼は、粘り気のある土の表面に釉薬をかけずに(無釉)、長い時間をかけて焼いた焼締め陶のため、炎の当たり具合や焼け具合、炭や灰に触れたかなどによって、赤褐色をはじめ青灰色、黒褐色、緋色など、多彩な焼け色の変化が起こる(備前焼における窯変)ため。
- 回答プロセス
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1.『世界大百科事典 23』p501、『日本国語大辞典 11』p289より、「備前焼」を調べる。
岡山県備前市(旧伊部市)一帯に焼かれている炻器(せっき)。伊部(いんべ)焼・閑谷(しずたに)焼などの総称。6世紀以降、瀬戸内市に展開した須恵器窯の伝統を継ぎ初期は灰色をしているが、中世に焼き締め陶に転化し、備前独特の赤褐色に変わったことが分かった。
2.自館OPACで「備前焼」「陶器」「焼き物」などで検索。ヒットした中から選ぶ。
『特別展 近世の備前焼』より、備前焼の近世までの歴史が詳細に載っていることが分かった。
『NHK美の壺 備前焼』より上記の回答が分かる。
『図解日本のやきもの』p26.31.33~35.111より、上記の回答の他に、窯中で生じる様々な窯変を備前焼最大の見所(やきものの景色)とし、その詳細が載っていた。(牡丹餅・火襷・胡麻・桟切り・玉だれ)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (031 9版)
- 陶磁工芸 (751 9版)
- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
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NHK「美の壺」制作班 編 , 日本放送協会. 備前焼. 日本放送出版協会, 2008. (NHK美の壺)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009593679-00 , ISBN 9784140813089 -
日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部 編 , 小学館. 日本国語大辞典 第11巻 第2版. 小学館, 2001.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003048207-00 , ISBN 4095210117 -
世界大百科事典 23 改訂新版. 平凡社, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000424633-00 - 近世の備前焼 特別展 愛知県陶磁資料館∥編集 瀬戸 愛知県陶磁資料館 1986
- 図解日本のやきもの 伊藤 嘉章∥監修 東京 東京美術 2014.4
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NHK「美の壺」制作班 編 , 日本放送協会. 備前焼. 日本放送出版協会, 2008. (NHK美の壺)
- キーワード
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- 備前焼
- 陶磁器
- 伊部焼
- 須恵器
- 無釉
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000188685