レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/8/3
- 登録日時
- 2019/12/22 00:30
- 更新日時
- 2019/12/23 15:16
- 管理番号
- 葛中-2019047
- 質問
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解決
昔、葛飾には「人車鉄道」という乗り物が走っていたそうだが、それは『葛飾区史』に載っているか、また、その乗り物が登場する小説があるらしいが、その小説のタイトルと著者が知りたい。
- 回答
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「人車(じんしゃ)」とは、人力で動かす車、特に人力車またはトロッコである事を『広辞苑』で確認しました。『葛飾区史増補』下巻、巻末の索引で「人車鉄道」を引くと、下巻「柴又人車鉄道の歴史」、「早乙女勝元」の項目の2点が示されています。これらの記述から、この乗り物は1899(明治32)年~1912(大正元)年まで葛飾で走っていた「帝釈人車鉄道」である事がわかりました。「柴又人車鉄道」の項には走っていた年代、世相等が写真入りで詳細に述べられています。
「人車鉄道」が登場する小説は、『それぞれの恋』早乙女勝元著(草土文化)所収の『下町に青空なくとも』です。この小説の抜粋が『葛飾区史増補』下巻「早乙女勝元」の項にあります。参考までに、人車鉄道に関する資料には、他にも『帝釈人車鉄道』(葛飾区郷土と天文の博物館/編)や紙芝居『父ちゃんは人車をおっぺしていた』(葛飾昔ばなし研究会/編)があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 鉄道運輸 (686 9版)
- 参考資料
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1 『葛飾区史 増補 下巻』 葛飾区役所/編 葛飾区役所 1985,p224, p734
2 『父ちゃんは人車をおっぺしていた-柴又人車鉄道ものがたり-(葛飾昔ばなし紙芝居)』 葛飾昔ばなし研究会/作 青木更吉/脚本 高橋清一/絵 葛飾昔ばなし研究会
3 『帝釈人車鉄道-全国人車データマップ-(かつしかブックレット 15)』 葛飾区郷土と天文の博物館/編 葛飾区郷土と天文の博物館 2006
4 『それぞれの恋』早乙女勝元著 草土文化 1979
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1 『葛飾区史 増補 下巻』 葛飾区役所/編 葛飾区役所 1985,p224, p734
- キーワード
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- 葛飾区-交通,鉄道,人車鉄道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000271126