レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年09月26日
- 登録日時
- 2019/07/09 14:22
- 更新日時
- 2020/03/10 15:51
- 管理番号
- 埼熊-2019-040
- 質問
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解決
アメリカの核兵器製造施設「ハンフォード」についての資料、及び1949年12月2日に同施設で行われたヨウ素131の放出実験とその影響についての資料を探してほしい。
- 回答
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以下の資料と情報を紹介した。
1 図書
『ヒバクシャ・イン・USA(岩波新書)』(春名幹男著 岩波書店 1985)
p54-64 ハンフォードについての記述あり。
p55「ハンフォード(米エネルギー省による)」の図あり。
p59「ハンフォードの地下核廃棄物タンク(米エネルギー省:Radioactive Waste At Hanford 1980による)」の図あり。
2 雑誌
田窪雅文著「ハンフォード核施設の激しい汚染 上 原子力をめぐるもうひとつのアメリカ戦後史」(『技術と人間 18(11)(195)』p78-90 技術と人間 1989.11))
ハンフォードの核施設についての記述あり。
田窪雅文著「ハンフォードの悲劇 下 米核兵器施設の激しい汚染」(『技術と人間 18(12)(196)』p40-55 技術と人間 1989.12)
1949年12月2日のグリーン・ラン実験についての記述あり。
「アメリカ核施設労働者の健康被害」(『科学 1989年10月号』p701-702 岩波書店 1989.10)
アメリカのエネルギー省が調査したハンフォード核施設労働者の健康被害についての要約あり。
3 インターネット情報
《世界のヒバクシャ》(http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?post_type=exposure&lang=ja ヒロシマ平和メディアセンター)
「第1章:アメリカ 第1部:秘密の平原ハンフォード」
「1.放射能放出実験明るみに」ヨウ素131についての記述あり。
「2.「グリーン・ラン」実験の真実」放射線を故意に放出した「グリーン・ラン」実験についての記述あり。
「3.ハンフォードの放射線被害者」1949年12月の放射線放出実験「グリーン・ラン」の被害者についての記述あり。
《REA》(http://www.rea.or.jp/ 放射線影響協会)
「平成 23 年度放射線影響情報文献レビュー」(http://www.rea.or.jp/ire/pdf/02/H23radiation-effect-review.pdf)
「米国における原子力作業者の調査 ハンフォード原子力施設 」
ハンフォード原子力施設の1944-1978 年までの作業者(建設のみの作業者を除く。)の健康被害について記述あり。
《国会図書館デジタルコレクション》「ハンフォード研究所の従業員」(『原子力資料226』p21-27 日本原子力産業会議 1989.11)p21-27(https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3296092 国立国会図書館)12-15コマ国立国会図書館/図書館送信参加館公開
《国会デジタルコレクション》「私が原爆計画を指揮した : マンハッタン計画の内幕」(レスリー・R.グローブス著 恒文社 1964)p63-84「6 ハンフォード」の項。(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2503707 国会図書館)47-58コマ 国立国会図書館/図書館送信参加館内公開
1940年代前半にハンフォードにプルトニウム工場が作られたことについての記述あり。
《名古屋大学学術機関リポジトリ》(https://nagoya.repo.nii.ac.jp/ 名古屋大学)内田綾子著「アメリカの西部開発と先住民政策 冷戦期の負の遺産」(『名古屋大学人文学研究論集1』p177-192 名古屋大学 2018.3)(http://doi.org/10.18999/jouhunu.1.177)
ハンフォードの影響や「グリーン・ラン実験」についての記述あり。
- 回答プロセス
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1 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈ハンフォード〉〈ハンフォード & 1949〉〈ハンフォード & 1949 & 影響〉で検索する。
《Wikipedia》(https://ja.wikipedia.org/wiki/ ウィキメディア財団)
「ハンフォード・サイト」 (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88)
「米国ワシントン州東南部にある核施設群で、原子爆弾を開発するマンハッタン計画においてプルトニウムの精製が行われた場所である。第二次世界大戦中に原子爆弾を作成するマンハッタン計画が進められ、1942年にハンフォード・サイトがプルトニウムの精製場所として選ばれた」とあり。
2 自館目録を〈マンハッタン計画〉で検索する。
3 《国会図書館デジタルコレクション》(http://dl.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈ハンフォード〉〈ハンフォード & マンハッタン計画〉で検索する。
4 《国会図書館サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈アメリカ & 核施設 & 健康被害〉で検索する。
データベース・ウェブサイトの最終アクセス確認日は2017年9月26日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 原子物理学 (429 9版)
- 国防政策.行政.法令 (393 9版)
- 兵器.軍事工学 (559 9版)
- 参考資料
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- 『ヒバクシャ・イン・USA(岩波新書)』(春名幹男著 岩波書店 1985)
- 『技術と人間 18(11)(195)』(技術と人間 1989.11)
- 『技術と人間 18(12)(196)』(技術と人間 1989)
- 『科学 1989年10月号』(岩波書店 1989.10)
- キーワード
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- 核実験-アメリカ合衆国
- 原子力兵器
- 原子核爆発
- 被爆者
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000258489