レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200527
- 登録日時
- 2020/07/07 00:30
- 更新日時
- 2020/10/17 10:32
- 管理番号
- 0401001906
- 質問
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解決
漢詩三編の全文と訓読文を知りたい。
①菅茶山著『黄葉夕陽村舍詩』
「(転句)満巷の蝉声 槐影の午 (結句)山童戸に沿うて 香魚を売る」
②菅茶山著『黄葉夕陽村舍詩』中「備中の途上路人の話を記す」
「(承句)吏の田を検しに来れば (転句)連日 里正が宅に (結句)珍羞は厨に満ちて堆し」
③菅原道真『菅家文草』巻五「漁父詞」
「(転句)潮平に月落ちて 何れの処に帰らむ (結句)満眼の魚蝦 満地の蒿」
- 回答
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以下の資料3冊を紹介した。
①『日本文学史 近世篇 下』p503
②『日本古典文学大系89』p283
③『日本古典文学大系72』p393
- 回答プロセス
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①②について
「菅茶山」「黄葉夕陽」で自館所蔵検索。『日本古典文学大系89』『新日本古典文学大系66』『菅茶山の世界』『菅茶山 上・下』『日本詩人選 30』を調査したところ②の漢詩はあったが①は見つからず。
国立国会図書館デジタルコレクションで「菅茶山」「香魚」で検索するもヒットせず。
グーグルブックスで「菅茶山」「香魚」で検索すると『日本文学史 近世篇 下』がヒット。①の漢詩が記載されていることを確認した。
③について
「菅家文草」で自館所蔵検索。『日本古典文学大系72』に漢詩の記載があることを確認した。
グーグルブックス https://books.google.co.jp/books?id=-WdOAAAAMAAJ&q=%E8%8F%85%E8%8C%B6%E5%B1%B1%E3%80%80%E9%A6%99%E9%AD%9A&dq=%E8%8F%85%E8%8C%B6%E5%B1%B1%E3%80%80%E9%A6%99%E9%AD%9A&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwjdhbDvw9PpAhWozYsBHSh5Bd0Q6AEITjAF(2020.8.3最終確認)
- 事前調査事項
-
『日本の漢詩』宇野直人著、『菅茶山と頼山陽』富士川英郎著は既に調査済みとのこと
- NDC
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- 作品集 (918 10版)
- 日本文学 (910 10版)
- 漢詩文.日本漢文学 (919 10版)
- 参考資料
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- 日本古典文学大系 89,岩波書店,1978 (p283|0111730933|/918/ニ/89)
- 日本文学史 近世篇 下,ドナルド*キ―ン/著,中央公論社,1977年 (p503|0111391124|/910.2/キ/)
- 日本古典文学大系 72,岩波書店,1978 (p393|0111730008|/918/ニ/72)
- 新日本古典文学大系 66,佐竹 昭広/[ほか]編集委員,岩波書店,1996.7 (記載なし|0116437153|/918/シ/66)
- 菅茶山の世界,[西村 直城/執筆],文芸社,2009.12 (記載なし|0119225324|/919.5/ニ/)
- 日本詩人選 30,菅 茶山/編,筑摩書房,1981年 (記載なし|0110304219|/911/ニ/)
- 菅茶山 上,富士川 英郎/著,福武書店,1990. (記載なし|0114601594|/919.5/フ/)
- キーワード
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- 菅茶山
- 黄葉夕陽村舍
- コウヨウセキヨウソンシャ
- カンチャザン
- 菅家文草
- 菅原道真
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000284328