レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/3/21
- 登録日時
- 2022/01/23 00:30
- 更新日時
- 2022/01/23 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-200195
- 質問
-
解決
地球の水平と時間について疑問があります。
(1)建物は水平に建築されます。丸い地球上でどこまでも水平に延長していったら,円になってしまうようですが,どう理解すればよいのですか。
(2)地球の周囲は約40,000Km。これを自転すると24時間。40,000÷24=1,666Km。時速1,666Kmで我々が走っているのと同じですか。
- 回答
-
(1)水平について
資料2のp.8に下記の記述がありました。
「地球は丸いのにどうして地面は平らなの?」
「地球の大きさにくらべて,人間があまりにも小さいからだよ。わたしたちには,いつも地球の表面のせまい範囲しか見えていない。地平線や水平線のかなたまで見えている場所でも,その見えている範囲は地球全体の大きさからみればほんの一部だ。地球は,うんとうんと大きいんだね。もし地球がもっとずっと小さかったら,たとえば大きな湖の水面は平らじゃなくて,まん中が盛り上がって見えるはずだよ。」
「完全に平らな滑走路をつくったら」
「たとえば飛行機はまったく平らな滑走路が何Kmも続いているように見えるけど,じつは,あれだって地球のカーブにそってつくっているんだ。もし,定規のように,完全にまっすぐの滑走路をつくったらどうなるだろう。滑走路の長さが4,000mとして,滑走路の中央と端では,地球の中心からの距離が30cmくらいかわってしまう。つまり,滑走路の端のほうが,中央より高いことになってしまう。こんな滑走路に雨がふったら,まん中に水がたまってしまうよ。」
資料4のp.22に下記の記述がありました。また,pp.26-27にも地球と人間の大きさを身長に例えた説明があります。
「地球は丸いのに地面はなぜ平らなの」
「地球の全周は約4万キロで,面積は5億1000平方メートル。あまりに大きいから,人間には地面が平らに見える。」
(2)時間について
資料2のp.13に下記の記述がありました。
「地球はどれくらいの速度でまわっているの?」
「場所によってスピードはちがうんだよ。地球の1周はだいたい4万kmで,地球は24時間で1回転するので,赤道に立っている人は,4万km÷24時間で,だいたい時速1700kmくらいで動いていることになる!(後略)」
【調査資料】
資料1 デイヴィッド・E.フィッシャー著 中島 竜三訳『地球の誕生』法政大学出版局, 1991.2【440.2/1991.2】
資料2 友田好文監修 草野和芳絵『地球のなぜ?』偕成社, 2007.4【J450/2007.4】
資料3 『ぼくらの天文・気象・地球 5』岩崎書店, 1986.4【J408】
資料4 こどもの疑問解決委員会編 神奈川県立生命の星・地球博物館監修『こどもに教える地球-環境・自然-のしくみ』DAI-X出版, 2003.4【450/2003.4】
資料5 地球科学研究会編著『トコトンやさしい地球科学の本』日刊工業新聞社, 2005.9【450/2005.9】
資料6 大塚 道男著『地球を測る』朝日新聞社, 1980.3【450/1980.3】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 天文学.宇宙科学 (440 9版)
- 参考資料
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- デイヴィッド・E.フィッシャー/著 中島 竜三/訳. 地球の誕生. 法政大学出版局, 1991.2【440.2/1991.2】:
- 友田/好文∥監修 草野/和芳∥絵. 地球のなぜ?. 偕成社, 2007.4【J450/2007.4】:
- . ぼくらの天文・気象・地球 5. 岩崎書店, 1986.4【J408】:
- こどもの疑問解決委員会∥編 神奈川県立生命の星・地球博物館∥監修. こどもに教える地球-環境・自然-のしくみ. DAI-X出版, 2003.4【450/2003.4】:
- 地球科学研究会∥編著. トコトンやさしい地球科学の本. 日刊工業新聞社, 2005.9【450/2005.9】:
- 大塚 道男/著. 地球を測る. 朝日新聞社, 1980.3【450/1980.3】:
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 【遡及入力】
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000311070