レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年02月22日
- 登録日時
- 2018/02/26 14:56
- 更新日時
- 2019/02/06 15:39
- 管理番号
- 秋田-2033
- 質問
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解決
秋田県に確実にオオカミが生息していたことを示す、骨や毛皮などの標本の情報はあるか。
- 回答
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骨や毛皮などの標本についての情報が記載された文献は所蔵せず。
秋田県にオオカミがいたと記載されている文献として以下①~⑧を紹介。
- 回答プロセス
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「秋田県 狼」、「マタギ」で検索。
①『狼が遺したもの』(工藤利栄、北方新社、2006、A489/45)129113536
⇒P13~17 秋田県の「オイノ祭り」
⇒P79~ 佐竹氏の狼狩の記載あり。
⇒P102 佐竹北家の狼狩の褒美は、仕留めた狼と記載あり。
②『マタギ 消えゆく山人の記録』(太田雄治。翠楊社、1979、384/オマ/郷)124194127
⇒P203~207 オオカミ 古代から明治10年まで秋田にいたオオカミについて記載あり。
③『秋田マタギと動物』(太田雄治、秋田魁新報社、1967、659/アア/郷)129645198
⇒P55~62 ニホンオオカミ 奥羽山脈に生息したニホンオオカミについて、オイノ(オオカミ)祭り、狼騒動記、ヤマイヌ神社の記載あり。
④『新田沢湖史』(新田沢湖町史編纂委員会/編、1997、214.7/シシ/郷)128422359
⇒P34 「明治の中ごろまではニホンオオカミがわずかながらも生息していたと言われている」と記載あり。(一部抜粋)
⑤『北方風土 37 北国の歴史民俗考古研究誌』(北方風土社/編 イズミヤ出版、1999、380/ホホ/37郷)128556677
⇒P94~97 「男鹿の鹿狩りと藩内の狼狩り」長岐喜代治
⇒P96 「狼狩りの記録」 元禄3年、文化6年、安政6年の狼狩りの記録について記載あり。
⑥『狼の伝承と狼狩記録』(武藤鉄城 A487/2)11526091
⇒「動物文学」第76輯、第81輯 抜粋 「狼伝承ー秋田県仙北郡ー武藤鉄城」「羽後・角館における狼狩記録 武藤鉄城」地域に伝わる狼の伝承や狼狩りについて記載あり。
⑦『鷹巣地方史研究 5号~15号』(鷹巣地方史研究会/編、1979、A214.2/52/5-15)110760089
⇒第10号 P35~40「オオカミ史談」松橋栄信 鷹巣地方にあった狼と関係のある神社、公園、オオカミ狩りなどについて記載あり。
⑧『月刊羽後公論 154号ー173号』(羽後公論社/編、1964、A051/47/154-173)110710431
⇒170号 P9~「オエノ(狼犬)の話」糸井藤之助 明治初頭頃のオエノの話記載あり。
以下2点は、秋田県以外の狼関連の情報記載あり。
⑨『東北学 06(2015)時空を駆ける、フィールドワーク特集|オオカミの行方』(東北文化研究センター/責任編集、2005、212/トト/郷)129724928
⇒P103~117 頭骨から見えてくる「ニホンオオカミ」の正体とは?
⇒P106 日本各地で見つかっているニホンオオカミの骨資料、各地の所蔵館、頭骨の写真を掲載。
⑪『日本の犬と狼』(斎藤弘吉 雪華社、1964、489/38)111526091
⇒P236~245 ニホンオオカミの頭骨について所蔵者、採掘地などについて記載あり。
⇒P221~224 狼の採集地について記載あり。
☓⑫「狩猟習俗調査報告書、マタギ習俗、鷹狩り習俗」(秋田県教育委員会/編、1964、659/アア/郷)111328076
☓⑬「秋田県の絶滅のおそれのある野生動物 2002 秋田県レッドデータブック 動物編」(秋田県生活環境文化部自然保護課/編、秋田県生活環境文化部自然保護課、2002)128779311
- 事前調査事項
- NDC
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- 哺乳類 (489 8版)
- 社会.家庭生活の習俗 (384 8版)
- 狩猟 (659 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 秋田
- 狼
- マタギ
- 動物 骨
- 毛皮
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 受付方法:メール、2/14
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000231346