レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/09/08
- 登録日時
- 2010/12/23 02:00
- 更新日時
- 2010/12/23 02:00
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-100305
- 質問
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解決
(1)『中世陸奥国府の研究』のpp.15-47に、「入間田宣夫:陸奥府中ノート」と云う題名の論文があるが、その論文の出典を知りたい。
(2)上記論文では、「勿来関」は福島県(いわき市)にあったのではなく宮城県にあったとしている。同様の資料は他に所蔵していないか。
- 回答
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(1)当館所蔵の資料『中世陸奥国府の研究』 大石 直正[ほか]著. ヨ-クベニマル, 1994 【K204/チ1】
のpp.15-48に、該当論文が掲載されており、p.48に出典が記載されている。下記はその引用。
「出典 平成三年三月十五日『日本中世政治社会の研究』」
この資料の書誌事項は次の通り。
『日本中世政治社会の研究 : 小川信先生古稀記念論集』 小川信先生の古稀記念論集を刊行する会編. 続群書類従完成会, 1991 当館では所蔵無し。
(2)利府の「勿来関」について以下の資料に記述有り。
資料1 『利府村誌』 利府村誌編纂委員会編. 利府村, 1963【K223.3/リ1】
p.64「勿来関(なこそのせき)の地名」の項、pp.638-640「勿来曾神社」の項有り。
資料2 『利府町誌』利府町誌編纂委員会. 利府町誌編纂委員会, 1986【K223.3/リ2】
pp.299-306「第七節 旧利府本郷」中に「勿来関」に関する記述、pp.870-872「勿来曽神社」の項あり。
資料3 『十符の里のさんぽみち 利府町の歴史』利府町教育委員会編. 利府町教育委員会, 2002【K223.3/2002.3】
pp.10-11「勿来の関跡」の項有り。
資料4 『日本歴史地名大系 4 : 宮城県の地名』平凡社, 1987【291.03/ニ12】
p.390「勿来関」に関する記述有り。
資料5 『「蝦夷」語源考』菅原伸一. 宮城県地名研究会, 2007【K290.3】
資料6 「皇国地誌附図」である497『陸前国宮城郡地図』宮城県編 写本(彩色)83舗【KM292-リ2-図1-83】に、下記の地名を掲載した図が収録されています。
518『宮城県管轄陸前国宮城郡森郷』(図21)
「惣ノ関下池」「惣ノ関中池」「惣ノ関大池」「名古曽社」「惣ノ関橋」「名古曽川」
498『宮城県管轄陸前国宮城郡利府本郷』(図1)
「名古曽川」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『河北新報』1992年6月24日の「論壇」に「勿来関論」が掲載されており、勿来関は宮城県にあったと云う趣旨の論文が掲載されいる。
- NDC
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- 東北地方 (212 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 勿来関
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000075902