レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年12月06日
- 登録日時
- 2020/03/25 14:53
- 更新日時
- 2021/11/15 14:54
- 管理番号
- 2019-033
- 質問
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解決
貴館所蔵の佐伯復堂『文章論』についてうかがいたい。
貴館OPACでは同書の注記の欄に「昭和13年~16年、刑務官練習所において「法律新聞社 佐伯俊二」が「文章論」を講義した記録あり〈典拠:矯正図書館編「資料 監獄官練習所」p383,393,400〉」とある。
状況からみて佐伯復堂は佐伯俊二であると判断してよいように思えるが,より積極的に同一人物であることを示す資料は貴館に所蔵していないか。
例えば,『文章論』の本自体に「佐伯復堂(俊二)」等の記載があるとか,貴会所蔵の一次史料に佐伯復堂に関するものがあるなど,関連情報があれば教えてほしい。
- 回答
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佐伯復堂『文章論』には,表紙に「昭和十三年十二月中 於刑務官講習所」と記載されている。
刑務官講習所となっているが,昭和13年の刑務官練習所の講義のテキストとみられる。
昭和13年の第三十回刑務官練習所は,9月1日に入所式が,12月24日に修業式が行われている。
『刑務界』23巻12号(昭和13年12月)には,授業一覧が掲載されている。
この一覧に科目「文章論」の講師が「法律新聞社・佐伯俊二」となっている。
矯正図書館編「資料 監獄官練習所」」は,この『刑務界』を基に編集された書籍となっている。
したがって,佐伯復堂と佐伯俊二は同一人物で間違いないと考えられる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 刑法.刑事法 (326)
- 日本史 (210)
- 参考資料
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- 佐伯復堂.文章論 . 1938. (801.6-Sa-22708)
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矯正図書館 編 , 矯正図書館. 資料・監獄官練習所. 矯正協会, 1977.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001334796-00 -
刑務界. 刑務界社.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000006615-00
- キーワード
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- 佐伯復堂
- 佐伯俊二
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000276672