レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年01月26日
- 登録日時
- 2015/09/03 17:52
- 更新日時
- 2015/12/14 17:05
- 管理番号
- ASK0000024122
- 質問
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解決
明治末から昭和初にかけて建築・美術系の評論活動をしていたと思われる
「佐々木恒清」(ササキツネキヨ?)という人物の略歴、活動の領域と
人脈(同志や論敵など)、遊学経験などを把握したい。
- 回答
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[略歴について]
『東京帝国大学一覧』(明治39-40年版)によると、東京帝国大学文学部史学科(西洋史学受験)を
明治39年7月に卒業、奈良出身のようです。
『懐徳堂の過去と現在』によると、その後、大阪高等学校教授を経て
昭和4年に懐徳堂の講師となっています。
[人脈について]
同志や論敵は分かりませんでしたが、次の3人とは交流があったようです。
・秋月胤継(同時期に大阪高等学校教授から懐徳堂の講師になったようです。)
(『懐徳堂の過去と現在』による)
著書(『日本の彫刻』)のはしがきで、尊敬する友人として以下の2名を挙げています。
・黒田鵬心
・大類伸(佐々木と同窓で、同じく明治39年7月に史学科(西洋史学受験)を卒業しています。)
[活動の領域について]
明治から現在の雑誌記事を検索することのできるデータベース、
「ざっさくプラス」で検索すると雑誌への論文掲載は
大正7~13年にかけて 歴史と地理 / 史學地理學同攷會 という雑誌に
最も多くヒットします。
主に、日本建築史、工芸美術、仏像、彫刻について論じているようです。
遊学経験については情報を見つけることができず、わかりませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 芸術理論.美学 (701 9版)
- 参考資料
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東京帝国大学. 東京帝国大学一覧 明治39-40年. 東京帝国大学, 1912.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001971125-00 -
大阪大学. 懐徳堂の過去と現在. 大阪大学, 1979.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001493904-00 -
佐々木恒清 著 , 佐々木, 恒清, -1931. 日本の彫刻 上,下巻. 趣味普及会, 1918. (趣味講座 ; 第2,7篇)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000572734-00
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東京帝国大学. 東京帝国大学一覧 明治39-40年. 東京帝国大学, 1912.
- キーワード
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- 佐々木, 恒清
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000179360