レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/04/14
- 登録日時
- 2010/01/05 02:28
- 更新日時
- 2024/03/30 00:33
- 管理番号
- M09041414165684
- 質問
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城の石垣の「備前積」という積み方は,どのような積み方か。またその名前の由来は何か。
- 回答
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積み方については,資料1に,「野面石を使って目地をすべてつぶしていく乱積の工法の一種である。」,「高知城,江戸城,その他の城の一部に使われている。」といった記述がある。資料2にも関連する記述がある。資料3のp.195に「備前積(高松城太鼓門)」,「備前積(高知城追手門)」の写真,p.196に解説が掲載され,「備前築(びぜんづき)ともいう」とある。名前の由来については,資料4の「石工用語集」の「ビゼンヅミ(備前積み)」に,「備前池田藩一党の得意とした野面石一点張りの石積み技法。」という記述がある。資料5の「石積ミニ用語集」の「びぜんづみ(備前積)」にも同様の記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本の建築 (521 9版)
- 参考資料
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- 資料1:伊藤ていじ著『城 築城の技法と歴史』読売新聞社,1973,316p.参照はp.194. 資料2:北垣聰一郎著『ものと人間の文化史 58 石垣普請』法政大学出版局,1987,415p.参照は285p.資料3:三浦正幸著『城の鑑賞基礎知識』至文堂,1999,279p.参照はp.195-196. 資料4:田淵実夫著『ものと人間の文化史 石垣』法政大学出版局,1975,214p.参照はp.205. 資料5:龍居庭園研究所編『石積は意思の積み重ね 石積作法』建築資料研究社,2003,142p.参照はp.141.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2009041414125065684
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000061548