レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/06/05
- 登録日時
- 2011/06/01 02:07
- 更新日時
- 2024/03/30 00:34
- 管理番号
- M10060812356706
- 質問
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チヌ(クロダイ)は視力がよいと聞いたが、どれくらいの視力があるのか。
- 回答
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クロダイの視力を求めた資料としては資料①のみであったが、資料②では41種類の淡水・海水魚の視力を求めている。両者とも、視細胞の密度とレンズの焦点距離から計算された数値である。資料①では、「視細胞の密度から求められたクロダイの視力は0.14となる。」とある。しかし、「このような結果は、“クロダイは眼がよい”と信じている釣り人に受け入れがたいかもしれない。それに、私が説明してきたクロダイの視力は視細胞密度より求められた理論値にすぎない。この理論値的な視力は物の細部を見分ける視力であり、クロダイにとっては物体の有無を見分ける視認視力が大切なのかもしれない。」とある。資料②に表記されている41種類の淡水・海水魚の視力の幅は、一番数値の高い魚は「フウライカイジキ」の0.56で一番低い魚は「クロホシイシモチ」と「テンジクダイ」の0.07である。同じタイ科の魚である「マダイ」の視力は0.16、「チダイ」の視力は0.15、「デダイ」の視力は0.16であり参考となる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 無脊椎動物 (483 9版)
- 参考資料
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- 資料① 海野徹也著『クロダイの生物学とチヌの釣魚学』成山堂書店,2010,p.174,参照は49-54p.資料② 川村軍蔵著『魚との知恵比べ(3訂版)』成山堂書店,2010,p.200,参照は42p.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2010060812350556706
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000086932