レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/10/22
- 登録日時
- 2015/12/04 11:45
- 更新日時
- 2016/01/19 09:39
- 管理番号
- 埼久-2015-106
- 質問
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解決
阿波・徳島の民話「猿婿入り」などに出てくる庚申講、お庚申と猿の関係が知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
『日本昔話事典』(稲田浩二〔ほか〕編 弘文堂 1994)
p317「庚申講」の項 「庚申講が申待と書かれたことから申の信仰と重なり,申を神使とする日吉山王二十一社の信仰と結びついた。(後略)」とあり。
索引によると「猿聟入」は徳島県だけでなく、日本各地に伝承が確認できる昔話である。
『猿よもやま話 サルと日本の民俗』(飯田道夫著 評言社 1973)
「庚申さん」の章あり。庚申の申から申に転じたとの説が紹介されている。
参考資料
『庚申信仰』(平野実著 角川書店 1969)
『庚申 民間信仰の研究』(庚申懇話会編 同朋舎出版 1978)
『庚申信仰 庶民宗教の実像』(飯田道夫著 人文書院 1989)
『庚申信仰』(窪徳忠著 山川出版社 1971)
『庚申信仰の研究 上・下』(窪徳忠著 原書房 1980)
- 回答プロセス
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徳島の民話を調べる。
『語りによる日本の民話 4 阿波池田の民話』(日本民話の会責任編集 国土社 1987)
p72「お猿婿さん」注釈に「1お庚申さん=庚申会の祭神、青面金剛、帝釈天など」とあり。お庚申さんに雨乞いをしたら、猿が雨を降らせた代わりに娘を嫁にもらいに来る、という内容。
- 事前調査事項
- NDC
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- 民間信仰.迷信[俗信] (387 9版)
- 参考資料
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- 『日本昔話事典』(稲田浩二編 弘文堂 1994)
- 『猿よもやま話 サルと日本の民俗』(飯田道夫著 評言社 1973)
- キーワード
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- 庚申信仰
- 徳島-民話
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000185090