レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年06月25日
- 登録日時
- 2016/03/18 08:13
- 更新日時
- 2016/05/11 16:21
- 管理番号
- 埼熊-2015-184
- 質問
-
未解決
「古流生華奥傳口訣抄」p3の歌について作者と出典が知りたい。
「吉野山奥なる花を尋ぬればふもとは散りし便りをぞきく」
- 回答
-
質問の歌の作者と出典について記述のある資料は見つからなかった。
- 回答プロセス
-
1 「古流生華奥傳口訣抄」の確認
《国会図書館デジタルコレクション》(http://dl.ndl.go.jp/ 国会図書館)
「古流生華奥伝口訣抄」(三上源三郎著述 1937)
当該資料は華道の生け方等の指南書と思われる。
該当の歌は八重桜の項にあり、直前の文に「…前略……桜の真理を知らぬゆえなり。古歌に」とある。
質問の句の横に、西行「吉野山去年のしおりの」と伊勢「いにしえの奈良の都の」の歌があり、いずれも作者名が歌の下に明記されているが、該当の歌は、読み人が明記されていなかった。
(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1103717 国会図書館)
2 和歌の索引資料の調査
以下の資料には該当する記述はなかった。
『新編国歌大観 8 私家集編4』(「新編国歌大観」編集委員会編 角川書店 1990)
〈よしのやま おくなるはなを〉で確認すると、質問とは異なる以下一首のみ該当した。
p441 60「先さくに心をとめばよしの山おくなるはなをいつかみはてん」
『新編国歌大観 9 私家集編』(角川書店 1991)
『新編国歌大観 10 定数歌編』(角川書店 1992)
『近世和歌撰集集成 1 地下篇』 (明治書院 1985)
『近世和歌撰集集成 2-3 堂上篇』 (明治書院 1987-88)
『校註国歌大系』(講談社 1976)
『物語和歌総覧 索引編』(久曽神昇編 風間書房 1976)
『典拠検索新名歌辞典』(中村薫編 明治書院 2007)
『日本古典文学大系 別巻 〔1〕 索引』(岩波書店 1963)
『日本古典文学大系 別巻 〔2〕 索引』(岩波書店 1968)
3 インターネット上のデータベースを検索
以下のデータベースには質問に該当する記述はなかった。
《和歌データベース》(http://tois.nichibun.ac.jp/database/html2/waka/menu.html 国際日本文化研究センター)
《二十一代集データベース》(http://base1.nijl.ac.jp/infolib/meta_pub/G000150121dai 国文学研究資料館)
ウェブサイトの最終アクセス日は2015年6月16日。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 和歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000189576