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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000106226
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2012-027
事例作成日
(Creation date)
2012年01月19日登録日時
(Registration date)
2012年05月19日 11時59分更新日時
(Last update)
2012年07月25日 16時57分
質問
(Question)
福井藩江戸屋敷槍術師範中村家に、幕末および明治初期に中村壽政または中村槍吉という人物はいたか。
回答
(Answer)
中村派については散見されるものの、質問の中村壽政および中村槍吉の名前は見つからなかった。
以下の経過を報告した。

回答プロセス
(Answering process)
福井藩に関する資料を調査する
『福井県史 索引・県史編さん記録』(福井県 1998)p160〈槍術〉の項あり。『通史編 4』への参照あり。 
『福井県史 通史編 4 近世』(福井県 1996)p642「槍術では、寛永8年宝蔵院流の中村市右衛門尚政が召し出され、槍術指南を仰せ付けられている。以来中村家は代々師範役を勤めた。」とあるが、歴代の師範に関する記述はなし。
『三百藩家臣人名事典 3』(新人物往来社 1988)
p315〈中村尚政(なかむら なおまさ)〉の項あり。「養子八太夫重行が家督を相続し、師範となった。その後子孫代々槍術の師役を務めている。」とあるが、歴代の師範に関する記述はなし。
『藩史大事典 3 中部編』(木村礎〔ほか〕編 雄山閣出版 1989)
p256-257「越前国(福井藩)〔藩の武術〕」の項に「槍術」があり「中村家」が武術師範家として記載されている。個別の師範に関する記述はなし。

歴史事典を調査する
『国史大辞典 15 中 索引 人名』(吉川弘文館 1996)
p412〈中村直政〔尚政〕〉の項あり。12巻〔宝蔵院流〕および〈中村市右衛門〉への参照あり。
p409〈中村市右衛門 なかむらいちえもん〉の項あり。10巻および9巻〔高田又兵衛〕への参照あり。中村直政への参照もあり。
『国史大辞典 15 下 索引 事項』(吉川弘文館 1997)
p464〈槍術 そうじゅつ〉の項あり。12巻〔宝蔵院流〕への参照あり。p596〈中村派〉の項あり。12巻〔宝蔵院流〕への参照あり。p728〈宝蔵院流 ほうぞういんりゅう〉の項あり。12巻、8巻〔槍術〕、10巻〔中村市右衛門〕14巻〔鑓〕への参照あり。
『国史大辞典 10』(吉川弘文館 1989)
p653〈中村市右衛門 なかむらいちえもん〉の項に直系の師範の一部に関する記述あり。 「江戸時代前期の槍術家。諱は尚政、また直政とも書く。(中略)世に宝蔵院流中村派の祖と称する。尚政の直系は以後代々福井藩士として続き、宝蔵院流師範を勤めた。そのうち、三代尚行、六代行宣、七代行勝が、それぞれ市右衛門と称した。」
『国史大辞典 12』(吉川弘文館 1991)
p629-631〈宝蔵院流 ほうぞういんりゅう〉の項に、宝蔵院覚禅房胤栄から始まる宝蔵院流の系譜あり。その中に「中村派祖」から始まり「福井藩系」として連なる系図あり。
「中村市右衛門尚政(中村派祖)-同八太夫重行(福井藩系)-同市右衛門尚行-同政右衛門行僖-同政右衛門行忠-同市右衛門行宣-同市右衛門行勝-同政右衛門尚堯-同政右衛門尚武」
「中村壽政」および「中村槍吉」の名前なし。
『国史大辞典 9』(吉川弘文館 1988)
日夏繁高『本朝武芸小伝』(『武術叢書』) 島田貞一「槍術」(「日本武道大系」7)(県立未所蔵)
『国史大辞典 10』(吉川弘文館 1989)
〈中村市右衛門〉の項、および12巻〈宝蔵院流〉の項に上記以外の参考文献について記載あり。渡辺一郎「鎌宝蔵院槍術」(県立未所蔵)

系図を調査する。
『寛政重修諸家譜 索引1 新訂』(続群書類従完成会 1989)「姓氏(家名)索引」の〈中村〉の項(4姓)に福井藩の中村(尚政)に関する記述なし。
「諱索引」の〈尚政〉〈直政〉の項に福井藩の中村家に関する記述なし。また、〈壽政〉の項に中村姓はなく、〈槍吉〉の項はなし。
『寛政重修諸家譜 索引2 新訂』(続群書類従完成会 1989)「称呼索引」の〈市右衛門〉の項に中村姓なし。
『系図纂要 別冊1 補遺/姓氏索引/没年一覧 新版』(名著出版 1997)「姓氏索引」の〈中村〉の項(8姓)に福井藩の中村(尚政)に関する記述なし。
『系図纂要 別冊 2 名諱索引』新版(名著出版 1997)〈尚政〉〈直政〉の項に福井藩の中村家に関する記述なし。また、〈壽政〉および〈槍吉〉の項はなし。

人物事典を調査する
『人物レファレンス事典 古代・中世・近世編[2](せ-わ)』新訂増補(日外アソシエーツ 1996)
p1789〈中村尚政【なかむらなおまさ】〉項のみ。
『人物レファレンス事典 古代・中世・近世編 2(1996-2006)せ-わ』新訂増補(日外アソシエーツ 2007)
p2026〈中村尚政【なかむらなおまさ】〉の項のみ。
『人物レファレンス事典 郷土人物編 そ-ん』(日外アソシエーツ 2008)
p1881〈中村尚政 なかむらなおまさ〉の項のみあり。参照文献として『福井県大百科事典』あり。
『福井県大百科事典』(福井新聞社 1991)
p671〈なかむらなおまさ 中村尚政〉の項あり。歴代の師範に関する記述はなし。
『越前人物志 上』(福田源三郎編 思文閣 1972)
p458-〈中村市右衛門〉の項あり。「名は尚政、称市右衛門福井藩鎌宝蔵院流槍術の師範家たり」とあり、二代中村八太夫重行」「三代市右衛門尚行」「四代政右衛門行僖」「五代権田優行忠」「六代市右衛門行宣」「七代市右衛門行勝」の名あり。

武術関係の資料を調査する
『本朝武芸小伝』(『武芸叢書』武道書刊行会編 人物往来社 1968)
p171-172に中村派として槍術家の記述があるが、壽政・槍吉の名なし。
『日本武道全集 6 槍術・薙刀術・棒術・杖術・手離剣術・鎖鎌術』(人物往来社 1967)
文化・文政時代ぐらいまでの記述。該当の名前なし。
『日本古武道総覧』(日本古武道協会編 島津書房 1989)
p114に「宝蔵院流高田派槍術」の記述あり。参考文献「日本武道大系 7 槍術編」(島田貞一 同朋舎出版 1982.8))(県立未所蔵)
『武芸流派辞典』(綿谷雪共編 山田忠史共編 人物往来社 1963)
p360-361 宝蔵院流(槍)の系図あり。系図の中に宝蔵院流の始祖、宝蔵院胤栄のすぐ下に中村市右衛門尚政(中村派)の名前あり。巻末人名索引(p462ー501)に該当の名前なし。

インターネット情報
《GeNii(学術コンテンツポータル)》を〈宝蔵院〉×〈中村〉×〈壽政〉/〈槍吉〉で検索するが、該当なし。
〈宝蔵院〉×〈中村〉のみで検索すると、関係しそうなものは以下の1点だが、県立未所蔵。
「宝蔵院流中村派の伝系と特徴について」([石川哲也] 2008)(国会図)
《Googleブックス》を〈宝蔵院流中村派〉で検索する。
雑誌『歴史と人物 67』(中央公論社 1977.3)p54-「鎌槍の創始者 宝蔵院胤栄」あり。p59に中村市右衛門尚政について記述あるが、後裔については記述なし。

その他の調査済み資料は以下のとおり
『物語藩史 4』(児玉幸多 北島正元編 人物往来社 1965)
『新編物語藩史 6』(新人物往来社 1976)
『福井県の百年』(隼田嘉彦〔ほか〕著 山川出版社 2000)
『福井県の歴史(県史18)』(隼田嘉彦〔ほか〕著 山川出版社 2000)
『福井藩:北陸安定の要・親藩福井藩。春嶽の開国尊皇・敬幕の見識は連綿と生きる。(シリーズ藩物語)』(舟澤茂樹著 現代書館 2010)
『郷土歴史人物事典福井』(中川平常〔ほか〕編 第一法規出版 1985)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
武術  (789 9版)
個人伝記  (289 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
槍術
中村 壽政(ナカムラ --) 
中村 槍吉(ナカムラ --)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000106226解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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