レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/05/23
- 登録日時
- 2019/08/07 00:30
- 更新日時
- 2019/08/09 00:30
- 管理番号
- 6001038715
- 質問
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解決
ライチョウの絶滅や保護に関する資料を知りたい。
- 回答
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・『ライチョウ:生活と飼育への挑戦』(大町山岳博物館/編 信濃毎日新聞社 1992.2)
明治時代の西欧思想と排仏思想の普及によって始まったライチョウの狩猟と絶滅への流れについて、法律や学者の意見を交えながら具体的に解説されています。日本での保全活動の例として大町山岳博物館での飼育について書かれています。また、西洋諸国でのライチョウの減少と保全活動について紹介されています。
・『雷鳥が語りかけるもの』(中村浩志/著 山と渓谷社 2006.9)
明治時代に行われたライチョウの乱獲から保護されるようになるまでの経緯について書かれています。また、近年でのライチョウが絶滅した例として中央アルプスへの人間の入山について書かれています。ライチョウの保護に関わる課題として、集団が孤立していることや遺伝的多様度が低いこと、地球温暖化で高山帯の面積が狭まること、野生動物の高山帯への進出などが挙げられています。ライチョウの保全活動としては、大町山岳博物館での飼育について書かれています。
・『ライチョウを絶滅から守る!』(中村浩志・小林篤/著 しなのき書房 2018.9)
明治時代に行われた神仏分離政策によって修験道が廃止され、人々が高山に立ち入るようになったことでライチョウの乱獲が始まったと書かれています。また、2012年に制定されたライチョウ保護増殖事業計画について説明されています。保全活動の例としてケージを使った保護やイネ科の植物除去,動物園での飼育などの取組みが挙げられています。
[事例作成日:2019年5月23日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 鳥類 (488 10版)
- 参考資料
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- ライチョウ 大町山岳博物館∥編 信濃毎日新聞社 1992.2 (6-8,57-156,162-168)
- 雷鳥が語りかけるもの 中村/浩志∥著 山と溪谷社 2006.9 (43,115-121,144-163)
- ライチョウを絶滅から守る! 中村/浩志‖著 しなのき書房 2018.9 (70-79,102-122,162-245)
- キーワード
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- ライチョウ(ライチョウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000259869