レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年04月30日
- 登録日時
- 2018/03/07 14:41
- 更新日時
- 2018/05/23 09:15
- 管理番号
- 埼熊-2017-118
- 質問
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解決
図書館の自動貸出機について知りたい。本を借りる際にまずカードを読ませ、本を棚の上に置いてそれだけで本の題名などが出てくるが、 どんな仕組みになっているのか知りたい。
- 回答
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以下の資料と情報を紹介した。
1 図書資料
『図書館とICタグ』(清水隆〔ほか〕著 日本図書館協会 2005)
p5-32「ICタグとは」の章
p63-80「各館の導入事例」の章
『よくわかるRFID 電子タグのすべて』(日本自動認識システム協会編 オーム社 2014)
p3 「1.2 RFID技術の概要 1.2.1 RFIDとは」
「RFIDとは、JISでは「誘導電磁界または電波によって、非接触で半導体メモリのデータを読み出し、書き込みのための近距離通信を行うものの総称」と定義されている。(一社)日本自動認識システム協会では、さらに次のような条件を追加している。
・RFタグが、携帯容易な大きさであること。
・情報を電子回路に記憶すること。
・非接触通信により交信すること。」
『デジタルID革命 ICタグとトレーサビリティーがもたらす大変革』(國領二郎編著 日経デジタルコアトレーサビリティー研究会編著 日本経済新聞社 2004)
p23-25 「ICタグは、”無線電子タグ”とも呼ばれ、RFID技術を用いて構成されるシステムの主要素である。ICタグは、電波を使い非接触でデータを認識する技術で、(中略)。また機能的特徴は次の通りである。
・非接触でデータの読み出し(Read)&書き換え(Write)が可能
・電波・電磁波で交信するため、汚れ、ほこりなどの影響を受けにくい
・障害物を介して、データの交信が可能(金属などを除く)
・アンチコリジョン機能搭載により、複数のタグとの同時アクセスが可能
・専用プロトコル&CRCなどの通信チェック機能による高信頼性交信を実現」
2 インターネット情報
《NEC(Japan)》(https://jpn.nec.com/ NEC)「導入事例」(https://jpn.nec.com/case/)の下記の3館の事例にICタグの利用について掲載あり。
「府中市立中央図書館」(http://www.nec.co.jp/library/jirei/fuchu/index.html)
「山梨県立図書館」(https://jpn.nec.com/case/yamanashi-library/index.html)
「千代田区立日比谷図書文化館」(http://www.nec.co.jp/library/jirei/hibiya-lib/index.html)
《富士通マーケティング》(http://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/ 富士通マーケティング)「図書館ソリューション」(http://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/solutions/industry/social/)の導入事例下記2館にICタグの利用について掲載あり。
「山梨県韮崎市立図書館」(http://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/case-studies/nirasaki-library/index.html)
「茨城県桜川市 真壁伝承館真壁図書館」(http://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/case-studies/sakuragawa-library/index.html)
《日立製作所》(http://www.hitachi.co.jp/ 日立製作所)「導入事例」(http://www.hitachi.co.jp/Div/jkk/jichitai/casestudy/index.html)の下記2館の事例にICタグの利用について掲載あり。
「大分市民図書館」(http://www.hitachi.co.jp/Div/jkk/jichitai/casestudy/oitalib/casestudy1.html)
「高崎市立中央図書館」(http://www.hitachi.co.jp/Div/jkk/jichitai/casestudy/takasakilib/casestudy1.html)
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈RFID or ICタグ〉で検索する。
2 《国会図書館 NDL-OPAC(雑誌記事索引)》(https://ndlopac.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈タイトル:(IC or RFID) & タイトル:図書館〉で検索する。
57件ヒットするが、ICタグの仕組みについては2003-2009年頃の古い記事がほとんどで、最近の記事は見あたらない。
3 《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈 (RFID OR ICタグ) & 図書館 〉で検索する。
58件ヒット。
伊藤芳人著「ICタグを使った図書管理」(「薬学図書館 52(4)」p368-373 日本薬学図書館協議会 2007 http://ci.nii.ac.jp/naid/130004177425)
4 インターネットで検索する。
図書館システム開発会社(大手3社)の事例があった。
《NEC》(回答情報)
《富士通マーケティング》(回答情報)
《日立製作所》(回答情報)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2017年4月30日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 図書館経営・管理 (013 9版)
- 参考資料
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- 『図書館とICタグ』(清水隆〔ほか〕著 日本図書館協会 2005) , ISBN 4820405195
- 『よくわかるRFID 電子タグのすべて』(日本自動認識システム協会編 オーム社 2014) , ISBN 9784274504921
- 『デジタルID革命 ICタグとトレーサビリティーがもたらす大変革』(國領二郎編著 日経デジタルコアトレーサビリティー研究会編著 日本経済新聞社 2004) , ISBN 4532311179
- キーワード
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- ICタグ
- 自動貸出機
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 電子工学
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000232238