レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年12月06日
- 登録日時
- 2016/01/27 16:41
- 更新日時
- 2016/05/10 17:32
- 管理番号
- 埼熊-2015-156
- 質問
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未解決
平戸都市下水路(熊谷市)という名称になる前の名称が知りたい。
平戸都市下水路は昭和9年頃から忍川に合流しているが、昔は旧忍川(旧用水路)に流れ込んでいた。
- 回答
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平戸都市下水路という名称になる前の名称は判明しなかった。
- 回答プロセス
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1 県史、市史を調べる。
『新編埼玉県史 通史編 6 近代』(埼玉県 1989)
p506-512「水利事業の地域的展開」
平戸都市下水路については記述なし。
『熊谷市史 通史編』(熊谷市史編さん室編 熊谷市 1984)
p640-641「都市の排水」
p640「従来専用の排水路がないため、農業用排水路に依存してきたが、次第に水田、湿地等が埋め立てられて市街地化が進み、このため農業用水は汚濁し、同時に遊水機能が低下したので、都市排水が停滞し、大雨のときは、浸水を招き、都市環境の悪化を来している。雨水は、次のように、従来の河川に加え、新星川、新奈良川等の河川計画を基幹とし、公共下水道、都市下水路計画等を含めた総合計画を策定し、事業化を進めている。」
p641「(6)忍川流域(中川) 石原、国鉄以北の旧市街地、平戸、上之、池上」
2 自館目録を〈用排水〉で検索する。
『埼玉県史研究 第29号』(埼玉県県民部県史編さん室編 埼玉県 1994)
平戸都市下水路については記述なし。
『農業用用排水路管理についての対応指針』(埼玉県農林部耕地課 1986)
平戸都市下水路については記述なし。
『埼玉県用排水幹線改良事業計画書』(埼玉県内務部耕地課編 1991)※埼玉県内務部耕 地課大正15年刊の複製(電子複写)
p9「元荒川筋用排水改良事業計画」第二 計画(二)支川流路ノ付替
「(略)忍川ハ上忍川及下忍川ノ合流點ヨリ新川(新忍川)ヲ開鑿シ清水落ノ一部ヲ利用シ元荒川ニ連絡合流セシム」とあり。
巻末附図「元荒川改良計画平面略図」に「酒巻道水路(新)、玉野用水路(新)、新忍川」が「計画線」として表示されている。
3 《Google》を〈熊谷市 & 平戸都市下水路〉で検索する。(https://www.google.co.jp/ Google)
《熊谷市の下水道施設》(http://www.city.kumagaya.lg.jp/kurashi/jyougesuidou/gesuidou/gesuisisetu2.html 熊谷市)
「平戸中継ポンプ場」の項 「平戸中継ポンプ場は、熊谷市東部に位置し熊谷地区の旧市街地の汚水と雨水を一括して集める合流式のポンプ場です。(中略)また、雨水は忍川に放流して、台風や大雨のときの浸水被害を防ぎます。」「完成年月:昭和48年3月」とあり。
4 《埼玉県立文書館収蔵資料検索システム横断検索》を〈平戸都市下水路〉で検索する。(http://www.monjo.spec.ed.jp/ 埼玉県立文書館)
75842 計画 都計法事業認可 熊谷市(都下) 56.2.6 下水道課 昭和56-61年度
79288 計画 都市計画決定 熊谷市・平戸幹線都下(56.1.9) 下水道課 昭和55-62年度
《埼玉県立文書館収蔵資料検索システム》を〈平戸〉で検索する。
53748 深谷土地改良 目的外使用承認書(国営荒川中部大里幹線ほか) 深谷土地改良事務所 昭和54年度
75843 計画 都計法事業認可 熊谷市(都下) 61.4.18 下水道課 昭和61年度
その他調査済資料
『荒川左岸流域下水道事業報告』(大橋喜與司〔編〕 荒川左岸流域下水道組合 1976)
『荒川右岸の下水道』(埼玉県荒川右岸下水道事務所編 埼玉県荒川右岸下水道事務所 1995)
『荒川左岸流域下水道組合史』(荒川左岸流域下水道組合 1976)
ウェブサイトの最終アクセス日は2014年12月4日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 河海工学.河川工学 (517 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 平戸都市下水路
- 忍川
- 熊谷市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 言葉
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000187599