レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/02/14
- 登録日時
- 2012/03/22 02:02
- 更新日時
- 2012/04/20 10:25
- 管理番号
- 6000006981
- 質問
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解決
医療関連用語の「バチスタ」という言葉はどういう意味か。
- 回答
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拡張型心筋症の患者に対し、拡大した左室の一部を切断し、左室容積を縮小することにより心機能の改善をはかる手術を、開発者であるブラジルの心臓外科医ランダス・バティスタ氏の名をとって「バチスタ手術」または「バティスタ手術」と呼ぶ。
- 回答プロセス
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参考室の49(医療)の書架を探す。
『標準治療』(日本医療企画)『メルクマニュアル医学百科』(日経BP社)を見るが、「バチスタ」についての記載なし。
Googleで「バチスタとは」を検索したところ、心臓手術関連の用語であると判明。
『循環器疾患ビジュアルブック』(学研)の索引を見たところ、「バチスタ手術」がp218・221に載っていた。p221にバチスタ手術の詳細があり。別名「左心縮小形成術」とのこと。
また『最新医学大事典』(医歯薬出版)p1476に、「バティスタ手術」で項目あり。開発者のDr. Randas Batistaの名から命名されたとのこと。さらに『ステッドマン医学大辞典』(メジカルビュー社)で「Batista」をひくと、Randas Batistaは20世紀のブラジル人心臓外科医とあり。B.procedureを見よとあったため、procedure(処置、治療手法)の項を見ると、Batista procedure「バティスタ手術」として、「過度に拡大している一方または両心室の外科的な削減」と説明あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 内科学 (493 9版)
- 参考資料
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- 『循環器疾患ビジュアルブック』落合 慈之/監修(学研メディカル秀潤社)
- 『最新医学大辞典』最新医学大辞典編集委員会/編(医歯薬出版)
- 『ステッドマン医学大辞典』ステッドマン医学大辞典編集委員会/編集(メジカルビュー社)
- キーワード
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- 医療用語
- 心疾患
- 手術
- 拡張型心筋症
- ランダス・バティスタ
- 外科
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000104129