レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年07月09日
- 登録日時
- 2013/11/26 11:24
- 更新日時
- 2013/11/26 11:24
- 管理番号
- 9000009373
- 質問
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解決
「六・一五事件」の裁判記録が見たい。
- 回答
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この事件に関する裁判は次のとおり。
・昭和40年8月9日東京地裁刑事五部(山田鷹之助裁判長)が、全員有罪・執行猶予付きの判決を下した。
・1審判決に対し、4人が控訴したが、昭和42年6月20日東京高裁(河本文雄裁判長)は1審同様の執行猶予判決とした。
・2人は最高裁まで上告したが、昭和44年12月9日最高裁第三小法廷(松本政雄裁判長)は上告棄却の判決をし、有罪が確定した。
裁判の概要については『戦後政治裁判史録』第3巻(田中二郎ほか編集 第一法規 1980年)を、判例については、「判例時報」(判例時報社)435号のほか、有料データベースD1-Law.comをご確認ください。
- 回答プロセス
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1.自館システムで「安保」×「裁判」を検索。裁判記録として、次のものを確認。
・『戦後政治裁判史録』第3巻(田中二郎/ほか編集 第一法規 1980年)→p235-256に「安保騒動-空前の国会デモ-」あり。
・「六・一五事件」の裁判の経緯はp254-256に記載あり。昭和40年8月9日東京地裁刑事五部(山田鷹之助裁判長)が、全員有罪・執行猶予付きの判決を下した。この1審判決に対し、4人が控訴したが、昭和42年6月20日東京高裁(河本文雄裁判長)は1審同様の執行猶予判決とした。2人は最高裁まで上告したが、昭和44年12月9日最高裁第三小法廷(松本政雄裁判長)は上告棄却の判決をし、有罪が確定した。
2.それぞれの裁判について、判例をD1-Law.comで検索。
・昭和40年8月9日東京地裁刑事五部(山田鷹之助裁判長)[昭和35年(刑わ)第4091号等)、事件名「暴力行為等処罰ニ関スル法律違反等事件」(全学連六・一五国会侵入事件第一審判決) ※「判例時報」435号掲載あり。
・昭和42年6月20日東京高裁(河本文雄裁判長)[昭和40年(う)第2610号)、事件名「公務執行妨害等被告事件」※「判例タイムズ」214号掲載あり(当館未所蔵)
・昭和44年12月9日最高裁第三小法廷(松本政雄裁判長)[昭和42年(あ)第2091号]、事件名「暴力行為等処罰に関する法律違反、公務執行妨害、障害、住居侵入」 ※裁判所webサイト掲載判例( http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=59119&hanreiKbn=02 ※2013.7.9確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 法律 (320 9版)
- 参考資料
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- 『戦後政治裁判史録』第3巻(田中二郎/ほか編集 第一法規 1980年) (p235-256)
- 「判例時報」435号(判例時報社) (p7-29)
- 裁判所webサイト「裁判例情報」 (http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=59119&hanreiKbn=02)
- キーワード
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- 六・一五事件
- 全学連六・一五国会侵入事件
- 安保闘争
- 判例
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 法律・裁判
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000141206