レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年03月03日
- 登録日時
- 2013/11/22 11:16
- 更新日時
- 2013/11/22 11:16
- 管理番号
- 9000008833
- 質問
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解決
「方丈記」に影響を与えたといわれている「池亭記(ちていのき)」(慶滋保胤著)の全文及び解釈、また「方丈記」と「池亭記」の関係について一般向けの解説(研究論文ではないもの)があるか。
- 回答
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『新日本古典文学大系』第27巻 本朝文粋(岩波書店 1992年)書き下し文と原文(漢文)の掲載が、また、『方丈記全釈(笠間注釈叢刊)』(武田孝 笠間書院 1995年)に通釈がある。その他については、照会資料をご確認ください。
- 回答プロセス
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1.『日本古典文学大辞典』第4巻(岩波書店 1984年)[資料番号0101432276]により「「池亭記(ちていのき)」の項を確認。翻刻等の記載はないが、「『本朝文粋』巻十二所収」とある。
2.自館システムで「本朝文粋」を検索し、次のものを確認。
・『新日本古典文学大系』第27巻 本朝文粋(岩波書店 1992年)→p86-93に書き下し文、p335-336に原文(漢文)
・『国史大系』第29巻 下 本朝文粋・本朝続文粋(吉川弘文館 1965年)→p298-300「に原文(漢文)
3.方丈記の図書の中に参考資料として収録のあるものを調査。
・『新日本古典文学大系』第39巻 方丈記(岩波書店 1989年)→p38-41に書き下し文。
・『方丈記全釈(笠間注釈叢刊)』(武田孝 笠間書院 1995年)→p509-516に原文と通釈。
4.また、「方丈記」と「池亭記」に関する解説として次のものを紹介。
・『日本の美術と世界の美術』(前川誠郎著 中央公論美術出版 2006年)p159-166「池亭記と方丈記」※初出「図書」2004年10月号(岩波書店 2004.10)[資料番号0201028784」p18-23「池亭記と方丈記 」 前川誠郎著
・『方丈記に人と栖の無常を読む』(大隅和雄著 吉川弘文館 2004年)p207-247「さまざまな『方丈記』と『池亭記』」の章
- 事前調査事項
- NDC
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- 漢詩文.日本漢文学 (919 9版)
- 参考資料
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- 『新日本古典文学大系』第27巻 本朝文粋(岩波書店 1992年) (p86-93)
- 『国史大系』第29巻 下 本朝文粋・本朝続文粋(吉川弘文館 1965年) (p298-300)
- 『新日本古典文学大系』第39巻 方丈記(岩波書店 1989年) (p38-41)
- 『方丈記全釈(笠間注釈叢刊)』(武田孝 笠間書院 1995年) (p509-516)
- 『日本の美術と世界の美術』(前川誠郎著 中央公論美術出版 2006年) (p159-166)
- 『方丈記に人と栖の無常を読む』(大隅和雄著 吉川弘文館 2004年) (p207-247)
- キーワード
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- 「池亭記」
- 慶滋保胤
- 「本朝文粋」
- 「方丈記」
- 漢文学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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※その他の参考資料(所蔵資料)
・『日本漢文学大事典』(近藤春雄著 明治書院 1985年)p402-403[資料番号0101711208]→参考文献の掲載あり。
・「国文学:解釈と教材の研究」第21巻第7号(学燈社 1976.6)p76-81「途上の明暗:「池亭記」の時代」朧谷寿著[資料番号0200142602]
・「国語と国文学」昭和56年12月号(東京大学国語国文学会 1981.12)p1-13「保胤と「池亭記」」柳井滋著[資料番号0200136810]
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 日本文学(古典)
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000141092