レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年7月2日
- 登録日時
- 2015/07/02 16:10
- 更新日時
- 2015/07/30 11:00
- 提供館
- 鯖江市図書館 (2300030)
- 管理番号
- 鯖図-9
- 質問
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解決
鯖江市資料館に持ち込まれた古文書。くずし字を解読するに、賀茂秀鷹という人の和歌だと思う。冬の歌で、「のきちかきかきひの…おとたえて…夜半の山…」と読めると思うが、そのような和歌はないか?
- 回答
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賀茂季鷹(かも すえたか)「雲錦翁家集」
貴船に侍りける頃雪いたく降りける夜
軒ちかき筧の水は音絶えて雪に聲あるよはの山里
- 回答プロセス
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1.『人物レファレンス事典 古代・中世・近世編あ~す』(R281/ジ/1)の賀茂氏の範囲(p691~695p)を探すも、「鷹」の字のつく「秀○」の記載はなし。
2.さらに詳しくお聞きして、「冬夜詠山家行倭歌」?というような題があることを聞く。つまり、冬の歌。
3.『校註国歌大系』もひいてみたところ、第十七巻に、少し字は違うが、賀茂「季」鷹の「雲錦翁家集」があり、「冬歌」に、似た歌を発見。「のきちかき」「おとたえて」「夜半のやま」等一致することばが多かったので、お伝えしたところ、おそらく、くずし字の読み間違いで、その歌だと判明。
4.再度、『人物レファレンス事典 古代・中世・近世編あ~す』を確認すると、p693に、賀茂季鷹の記載あり。江戸中期・後期の歌人で、国学者。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911)
- 参考資料
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- 『人物レファレンス事典 古代・中世・近世編あ~す』(R281/ジ/1)日外アソシエーツ 1996
- 『校註国歌体系』第十七巻 近代諸家集三(R911.1/コ/17)講談社 1976
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物 和歌
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000176681