レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/01/25
- 登録日時
- 2017/04/12 00:30
- 更新日時
- 2017/04/12 00:30
- 管理番号
- 6001022317
- 質問
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解決
近世の遊戯「かんやでまり」とはどういったものか教えてください。
- 回答
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以下の資料に記述があります。
『日本国語大辞典 第3巻 おもふ-きかき』(小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001.3)
勘彌手鞠(かんやでまり)
p.1403 「生糸で巻いた直径五〜七分ぐらいの小手鞠で、女子どもがお手玉にするもの。江戸の歌舞伎役者守田勘彌が所作事に用いて以来上方に行なわれる。」
*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕二五「今製の手鞠大中小種々ともに蚕糸を以て巻き飾る其糸五彩を交へたり。中心蛤殻等砂を入れ振之に音あり、貝殻の表にはほそき鋸屑を以て包之、其表に真綿を包み、其表に五彩糸を巻く、大なるは直径五六寸、小なる五七分也、此五七分の小なるは京坂にてかんや手まりと云」
『近世上方語辞典』(前田勇/編 東京堂出版 1984)
p.309 勘彌手鞠(かんやでまり)
生糸で巻いた直径五〜七分ぐらいの小手鞠で、女子どもがお手玉にするもの。江戸の歌舞伎役者守田勘彌が所作事に用いて以来行なわれる。(皇都午睡・守貞漫稿)元治前後・ことわざ臍の宿替四「かうした所はとんと勘彌手鞠(かんやでまり)ときてけつかる」
『江戸時代語辞典』(潁原退蔵/著 角川学芸出版 2008.11)
p.423 勘彌手鞠(かんやでまり)の項目に
「『皇都午睡』(嘉永三)初上・弄の名を異にすの条に「古手鞠七つを取るを上(上方)にて勘彌手鞠、もと江戸森田勘弥所作事にてとりしゆへ也」と見える」という用例があげられています。
「事例作成日:2017年1月25日」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 8版)
- 参考資料
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- 日本国語大辞典 第3巻 第2版 小学館国語辞典編集部∥編集 小学館 2001.3 (1403)
- 近世上方語辞典 前田/勇∥編 東京堂出版 1984 (309)
- 江戸時代語辞典 潁原/退蔵∥著 角川学芸出版 2008.11 (423)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000214710