レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年06月15日
- 登録日時
- 2016/11/25 17:32
- 更新日時
- 2016/12/15 19:55
- 管理番号
- tr437
- 質問
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解決
栃木県の県の花についての資料を探している。写真も見たい。
- 回答
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現在の栃木県の県花は「ヤシオツツジ」で、昭和44年10月1日に告示されました。
県花としてヤシオツツジが制定される以前は、郷土の花に選ばれた「シモツケソウ」を県花としている資料もあります。
また、ヤシオツツジはアカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオの総称です。そのため、資料によっては「アカヤシオ」等のそれぞれの名称で掲載されている場合があります。
1)県花の制定について
・『とちぎのあらまし 2014』(〔栃木県県民生活部広報課〕 2014)p.7
とちぎのシンボルのページ中に県花「やしおつつじ」についての記載があります。
・とちぎのシンボル(栃木県ホームページ)
http://www.pref.tochigi.lg.jp/c05/kensei/aramashi/symbol.html(アクセス日:2016.11.22)
『とちぎのあらまし 2014』と同じ記述があります。
・『あなたの府県の花と鳥 花鳥』(日本図案家協会/編 八宝堂 1988)p.17
県の花は「ヤシオツツジ」、昭和44年10月1日告示とあります。
また、栃木県の県花について書かれた資料には、「ヤシオツツジ」ではなく、「シモツケソウ」と記載がある資料もありました。
出版年月日を見ると、昭和44年以前の資料には「シモツケソウ」、それ以降は「ヤシオツツジ」と書かれているようでした。
・『県花県木』(松田修/著 保育社 1969)p.19
「郷土の花にはむかしの地名、下野にちなんでシモツケソウを選んでいるが、これとは別個に新たにヤシオツツジを県花として制定した」とあります。
※昭和44年以前の資料
・『原色 県花・県鳥 物語と図鑑』(中西悟堂,本田正次/著 東雲堂出版 1967)p.36-37
郷土の花(県花)は「シモツケソウ」とあります。
・『事典シンボルと公式制度』(国民文化協会/編 国際図書 1968)p.159-160
県花は郷土の花に選ばれた「シモツケソウ」とあります。
2)花の説明や写真
「ヤシオツツジ」は通称なので、図鑑などを見る際、「ヤシオツツジ」で見つからない場合は、「アカヤシオ」、「シロヤシオ」、「ムラサキヤシオ」の名称で載っている場合もあります。
・『とちぎの花』(古沢昭/著 花神社 1975)p.55-57
ヤシオツツジについて「植物学的にはアカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオがあるが、俗に「ヤシオツツジ」といっている。」とあります。
・『ツツジ賛歌 栃木のつつじ名所ガイド』(森谷憲/監 小林隆/写真・文 下野新聞社 2003)
・『とちぎ+近県とっておきの花』(小杉国夫/写真・文 下野新聞社/編 下野新聞社 2005)p.78-83
・『原色栃木県植物図鑑2』(栃木県植物同好会/編 月刊さつき研究社 1988)p.78-79
・『栃木の花 まち散歩・里山散歩携帯図鑑』(小杉国夫/写真・文 下野新聞社 2009)p.16,p.64
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 花卉園芸[草花] (627)
- 参考資料
- キーワード
-
- 栃木県
- 県花
- 郷土の花
- ヤシオツツジ
- シンボル
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000200415