レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/03/29
- 登録日時
- 2011/04/23 02:01
- 更新日時
- 2014/03/06 15:03
- 管理番号
- 1000000149
- 質問
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解決
沖縄の餅について(ムーチーやナントゥなど)の資料があるか。
- 回答
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下記の資料を紹介する。
『沖縄の祭りと年中行事』(上江洲 均、榕樹書林、2008年)
p53~56にムーチーの作り方、行事の起こり、それを包む月桃の葉について、行事の日の位置づけについての記述がある。
『沖縄の神と食の文化』(赤嶺 政信、青春出版社、2003年)
p56~60にムーチーの起源、行事の時期などが書いてある。
『聞き書 沖縄の食事』(「日本の食生活全集沖縄」編集委員会、農村漁村文化協会、1988年)には索引が載っていて、“むーちー”“もち”“なんとぅー”“なんとう”などで探すことが可能。もちを材料にした菓子などが載っている。主にその作り方、食べる時期など。
『おにム―チー』(鎌田 佐多子、沖縄時事出版、1988年)はムーチーの由来の民話絵本。巻末資料にムーチーの作り方、解説部分にはムーチー由来の金城御嶽(首里)の写真もある。
『沖縄の祝祭と年中行事』(渡口 初美、国際料理学院、1987年)
p330~332にムーチーの説明と由来あり。
『沖縄の季節と行事』(比嘉 朝進、沖縄総合図書、1998年)
p22~23に「なぜムーチーを食べるのか」という項目あり。
『沖縄ぬちぐすい事典』(尚 弘子、プロジェクト・シュリ、2002年)
p72、187、202にムーチー(鬼餅)、p160~162にナットゥンスーの項目あり。
『沖縄の長寿食とふるさと伝統料理』(渡口 初美、国際料理学院、1990年)
p168~169にムーチー、p160~162にナントンスゥーの作り方あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会科学 (3)
- 参考資料
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- 1 沖縄の神と食の文化 赤嶺/政信∥監修 青春出版社 2003.4 K382/O52/ 58-60
- 2 沖縄の祭りと年中行事 上江洲 均 榕樹書林 2008.2 K382/U52/ 53-56
- 3 聞き書 沖縄の食事 「日本の食生活全集沖縄」編集委員会∥編 農山漁村文化協会 1988.4 K383/N77/
- 4 おにムーチー 鎌田 佐多子∥文 沖縄時事出版 1988.6 K909/KA31/
- 5 沖縄の祝祭と年中行事 渡口 初美∥著 国際料理学院 1987.7 K38/TO23/ 330-332
- 6 沖縄の季節と行事 比嘉 朝進∥著 沖縄総合図書 1998.5 K386/H55/ 22-23
- 7 沖縄ぬちぐすい事典 尚 弘子∥監修 プロジェクト・シュリ 2002.11 K383/SH96/ 72 160-162 187、202
- 8 沖縄の長寿食とふるさと伝統料理 渡口 初美∥著 国際料理学院 1990.12 K59/TO23/ 166-169
- キーワード
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- 沖縄
- 食文化
- 餅
- 伝説
- 民俗
- 行事
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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「鬼餅」の由来は沖縄本島の民話による。昔、首里(現在の那覇市首里)に住んでいた男が夜な夜な鬼になって人畜を襲うことから、その男の妹が憂いて、鉄釘入りのムーチー(鉄の塊とする場合もある)を兄に食べさせ、弱ったところを海に蹴り落として殺した。このように、鬼退治にムーチーが使われたことからと「鬼餅」と呼ばれることとなった。なお、その日が旧暦12月8日であったことから、その日は健康・長寿を祈願してムーチー(釘は入っていないもの)を食べる慣わしとなった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000085472