レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/11/04
- 登録日時
- 2021/03/10 00:30
- 更新日時
- 2021/08/22 12:24
- 管理番号
- 牛久-1713
- 質問
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解決
王羲之(おうぎし/中国の政治家・書家)と日本の書道歴史との関わりの概要が書かれた本をみたい。
- 回答
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○以下に王羲之についての記載あり。
・『書の総合事典』(井垣清明ほか編著/柏書房/2010.11)…p68
○追加調査で次にも確認。
・『書聖王羲之』(魚住和晃/岩波書店/2013.1)…p213-240
・『王羲之書法の展開』(吉川蕉仙編/二玄社/2016.11)…p6
・『説き語り日本書史』(石川九楊/新潮社/2011.12 )…p23-48
- 回答プロセス
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1. 概要ということなので、参考図書を確認。請求記号「R728」の書架をブラウジング。
(1)『中国書道史』(赤井清美/東京堂出版/1979.2)
…p216-235王右軍(王羲之)の項目あり。人物像や作品鑑賞の説明はあるが、回答にあたるような項目はなし。
(2)『書の総合事典』(井垣清明ほか編著/柏書房/2010.11)
…p60-75「王羲之の出現」の項に、「作品について」の記述あり。
…p68に「日本における王羲之の受容」の記載あり。
←利用者に(2)を提供。館内閲覧にて対応。
2. 後日、一般書に該当資料がないかどうか追加調査。フリーワード「王羲之」&状態「在架」で自館資料検索し、次の資料にあたる。
(3)『書聖王羲之』(魚住和晃/岩波書店/2013.1)
…p213-240「第六章 王羲之書法の日本伝入と和様形成」に日本に王羲之が伝入してから、和洋書道となるまでの記述あり。
(4)『王羲之と顔真卿』(富田淳監修/平凡社/2019.2)…該当する記述なし。
(5)『王羲之書法の展開』(吉川蕉仙編/二玄社/2016.11)
…p6-7の日本の書の歴史の中に王羲之の影響の記述あり。
(6)『説き語り日本書史』(石川九楊/新潮社/2011.12 )
…p23-48「第二章 漢字の中核化」のp32「(4)三筆-大陸への違和」の項に、三筆である空海・嵯峨天皇・橘逸勢(たちばなのはやなり)が、王羲之を基盤としながら中国への違和感から日本文字を作り上げていく記述あり。
→追加調査の結果、(3)(5)(6)も参考となると判明。
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728 10版)
- 参考資料
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- B10610733 書の総合事典 井垣清明ほか/編著 柏書房 2010.11 728.036 978-4-7601-3571-4
- B10638764 書聖王羲之 魚住和晃/著 岩波書店 2013.1 728.22 978-4-00-025876-0
- B10693765 王羲之書法の展開 吉川蕉仙/編 二玄社 2016.11 728.8 978-4-544-01399-3
- B10624532 説き語り日本書史 石川九楊/著 新潮社 2011.12 728.21 978-4-10-603694-1
- キーワード
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- 王羲之
- 書道
- 歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000294948