レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年11月01日
- 登録日時
- 2019/11/02 11:05
- 更新日時
- 2020/08/13 16:44
- 管理番号
- 広県図2019146
- 質問
-
解決
1 カメムシのにおいは何なのか。
2 かまれたが,毒があるか。
- 回答
-
1 カメムシのにおいは何なのか。
『カメムシ:おもしろ生態と上手なつきあい方』野澤雅美/著,農山漁村文化協会,2016【486.5/116ノ】
p.45-47 くさいだけではない「におい」の秘密
p.46-47 「次にこのにおいの成分である。においの成分は種によって違いが認められている。(略)ブチヒゲカメムシやエゾアオカメムシ近縁種では、割合に違いがあるもののヘキサナール、オクテナール、デセナールなどのアルデヒド類が分析されている。これらは、カメムシのにおいの主成分として知られている。」
『野外の毒虫と不快な虫』梅谷献二/編,新版,全国農村教育協会,2007【R486.1/107ウ】
p.187-198 カメムシの仲間
p.187 「この臭い物質は,カメムシ科ではヘキセナール・オキソヘキセナールといった不飽和のアルデヒドである。」
『化合物の辞典』高本進/[ほか]編集,朝倉書店,1997【R431.1/97タ】
p.455-461 アルデヒド
p.456 ヘキサナール
「特異臭ある無色液体。」
p.456 オクタナール
「無色液体。」
p.456 デカナール
「低融点の無色固体。」
デセナールはなし。
『有機化合物辞典』有機合成化学協会/編,講談社,1985【R437/85ユ】
p.898-899 ヘキサナール
p.899 「咽頭を刺激して咳を誘発する不快臭がある。」
カメムシ皮膚炎の事例あり。(最終確認日:令和2年7月15日)
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.18888/J01266.2016280967
『皮膚科の臨床』58巻4号(2016年4月),金原出版
「速やかに消退した足底色素斑 カメムシが原因と思われた2例」結城明彦/[ほか]著
2 かまれたとき,毒があるか。
『カメムシ:おもしろ生態と上手なつきあい方』【486.5/116ノ】(前出)
p.42-44 マイストローで好物を一刺し
p.43 「南京虫として知られる虫は、正しくはトコジラミと言われる種類であり、正真正銘カメムシの仲間である。人の血を吸って生活する衛生害虫である。(略)」
毒については記述がない。
『日本原色カメムシ図鑑:陸生カメムシ類 [第1巻]』安永智秀/[ほか]共著,全国農村教育協会,1993【R486.5/93ヤ】
巻頭 カメムシの解説
「ときに人体の皮膚を刺して激しい痛みを与えるため,衛生害虫に名を連ねるものもある。」
『野外の毒虫と不快な虫』【R486.1/107ウ】(前出)
p.187-198 カメムシの仲間
p.187 「カメムシの害としては,臭いのほかに口吻で刺す害もある。(略)日本ではこの仲間で危険な種はいないが(略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 昆虫類 (486)
- 参考資料
- キーワード
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- カメムシ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000263606