レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年10月16日
- 登録日時
- 2016/12/18 10:55
- 更新日時
- 2016/12/18 11:08
- 管理番号
- r169
- 質問
-
解決
「坊主めくり」以外で、百人一首の読み札(絵札)のみを使用した遊びはあるか。
- 回答
-
調査の結果、読み札のみを使用した遊び方として、「色冠・青冠」を確認しました。
■「色冠・青冠」のルールを紹介するウェブページ
・「色冠」
http://www.asahi-net.or.jp/~rp9h-tkhs/dg_iroka.htm (2016.7.7確認)
ゲームの研究家、高橋浩徳氏が運営する「HOME PAGE of HIRONORI TAKAHASHI」内にあるページです。
・(参考)「HOME PAGE of HIRONORI TAKAHASHI」トップページ (2016.7.7確認)
http://www.asahi-net.or.jp/~rp9h-tkhs/
なお、高橋浩徳氏は『日本伝統ゲーム大観』(大坂商業大学アミューズメント産業研究所 2008)の著者であり、この資料に「色冠・青冠」の項があることを確認しました。
(当館未所蔵資料のため、目次情報のみの確認です。)
『日本伝統ゲーム大観』の目次は以下のウェブページから確認可能です。
・リサーチナビ「日本伝統ゲーム大観/2008.3」(2016.7.7 確認)
http://rnavi.ndl.go.jp/mokuji_html/000009353075.html
■「色冠・青冠」の記載を確認した資料
「色冠・青冠」の記載を確認した当館所蔵資料をお知らせします。
・『別冊太陽 日本のこころ 213 百人一首への招待』(平凡社 2013)
p.166「百人一首かるたの遊び方」に「坊主めくりと青冠」の見出しがあります。
「色冠・青冠」については約160字の記述があります。詳細な遊び方の説明は確認できませんでした。
記述を一部引用します。
「男性を細分化し、青冠、縦烏帽子、横烏帽子、矢五郎(耳においかけを付けたもの)、僧侶、姫の六種に分類している。」
「天智天皇と持統天皇が役札になっている。」
「メーカーによっては「青冠」が黒に塗られているものもあるので、ややローカルな遊びと言える。」
その他、百人一首の遊び方を紹介している資料は以下のようなものがあります。読み札のみを使用した遊び方は確認できませんでした。
■百人一首の遊び方を紹介している資料
・『プラス英訳百人一首』(出井光哉/著 風塵社 1991)
p.245-251「「百人一首」の遊びかた」に「ちらし取り」「源平合戦」「坊主めくり」「さし取り」「競技カルタ」「神経衰弱」の紹介があります。
・『百人一首の遊び方 早取り法と歌の鑑賞』(百人一首研究会/編 金園社 1988)
p.46-48「百人一首のいろいろな遊び方」に「役札」「お手つけ」「お伏せ」「分け」「源平」「ちらし」「坊主めくり」の紹介があります。
・『ゲームの遊び方』(名取俊一郎/著 大泉書店 1968)
p.248-249「種々の遊び方」に「役札」「お手つき」「お伏せ」「ちらし」「組分け」「坊主めくり」の紹介があります。
・『まんが百人一首事典』(竹本みつる/漫画 学習研究社 1983)
p.15-16に「ちらし取り」「源平合戦」の紹介があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- その他の室内娯楽 (798)
- 参考資料
- キーワード
-
- 百人一首
- 遊戯
- かるた
- 遊び
- ゲーム
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000203512