レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年12月25日
- 登録日時
- 2020/12/26 10:48
- 更新日時
- 2021/01/19 16:13
- 管理番号
- 2014
- 質問
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解決
ポツダム宣言後、陸軍の方が安城に戻る前に安城から父親が広島に来て再会したという話を聞いたのだが、その当時の鉄道事情や鉄道地図、時刻表を確認したい。
- 回答
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以下の資料を提供した。
①『国鉄の戦後がわかる本 上巻』所沢秀樹/山海堂(686.2/シヨ/T)
②『時刻表でたどる特急・急行史』原口隆行/JTB(686.2/ハラ/T)
③『戦中戦後時刻表〔4〕』新人物往来社(686.5/シン/T)
④『被爆電車75年の旅』ザメディアジョンプレス(210.7/ザメ)
- 回答プロセス
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第二次世界大戦中、陸軍に入隊していた方から話を聞いていたところ疑問に思ったため確認したいとのことだった。
業務システムにて「広島 電車」「戦争 電車 広島」などで検索したところ検索結果よりNDC686あたりの棚をブラウジング。
すると①の目次に「"終戦"そのときも電車は動いていた」と書いてあった。
また②の資料を確認するとP92~95には1945年11月20日に急行の時刻改正、急行の復活について記述があり、同ページに掲載されていた当時の時刻表を確認すると名古屋-広島間が1本で移動できることが分かった。
ただし、本数は少ない。また、急行復活前から電車自体は動いていたようだが9月1日から米軍の輸送を日本が担うことになり、連合国の輸送が最優先され日本人は後回しにされてしまったという。P110には日本人は通過する列車を見送ると戦争に負けたことを実感したという記述があった。
他にも③を発見し確認したところ昭和20年9月号の復刻版だとわかり提供。こちらには巻頭に鉄道地図も掲載。
また、路面電車になるが④にも原爆投下数日後には電車が走っていたことが分かる。広島電鉄のHP( https://www.hiroden.co.jp/ )の「企業・IR情報」⇒「広電の歴史」に3日後には己斐~天満町間で電車が復旧したとあった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 鉄道運輸 (686 9版)
- 参考資料
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国鉄の戦後がわかる本 上巻. 所澤秀樹 著 , 所澤, 秀樹, 1960-. 山海堂, 2000.(686.2/シヨ/T)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002866602-00 , ISBN 4381103602 -
時刻表でたどる特急・急行史 : 明治・大正・昭和を駆けた花形列車たち. 原口隆行著 , 原口, 隆行. JTB, 2001. (JTBキャンブックス, . 鉄道 ; 25)(686.2/ハラ/T)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I008417613-00 , ISBN 4533038697 -
戦中戦後時刻表 [4]. 新人物往来社, 1999.(686.5/シン/T)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005846850-00 (set) -
被爆電車75年の旅 : "走る歴史モニュメント"、その裏に秘められた復興と再生の物語. ザメディアジョンプレス, 2017.(210.7/ザメ)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028624413-00 , ISBN 9784862505279
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国鉄の戦後がわかる本 上巻. 所澤秀樹 著 , 所澤, 秀樹, 1960-. 山海堂, 2000.(686.2/シヨ/T)
- キーワード
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- 一般書
- 広島
- 電車
- 鉄道
- 時刻表
- 敗戦
- ポツダム宣言
- 原爆
- 第二次世界大戦
- 戦争
- T
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000291517