レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年10月08日
- 登録日時
- 2014/10/08 18:57
- 更新日時
- 2014/10/08 19:16
- 管理番号
- 牛久-1227
- 質問
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未解決
窪島誠一郎著『父への手紙』のあとがきに、“昨秋だったか、父水上勉の私との離別を
テーマにした小説が発表され”とあるが、その作品を読みたい。
- 回答
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当館ではGiveUp事例となってしまった。
- 回答プロセス
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①『父への手紙』の初版出版が1981年12月のため、“昨秋”=1980年の秋と判断。
“昨秋だったか”とあるため、「水上勉の著作で1980年に出版された小説を探す」ことにする。
→より確実な情報を得るため、水上勉の著作一覧を確認するため全集を確認。
→「新編水上勉全集 第16巻」(111814257)に著書目録の掲載あり。
昭和55(1980)年出版となっている作品(p422、423)で、出版時期や書名を考えると
『父と子』(上巻の出版が1980年11月)かと思われたが、利用者は過去に読んだことががあり、「内容は全然別の話だった筈」とのこと。
著書目録には抄録や解題がなかったため、取りあえず作品名から『骨肉の絆』という「エッセーと小説集」との記載があった
本の相互貸借をすることになり、一旦終了。
②利用者の帰宅後、調査を続行。著者目録に載っていた作品について、TRCのTOOL-i及びNDLサーチで分類記号を確認。
→NDCが913.6(現代小説)となっている作品は下記の通り。
・『冬の光景』…初版1980年3月。(当館所蔵資料『新編水上勉全集 第7巻』に収載。)
・『椎の木の暦』…初版1980年10月。(当館所蔵なし。県立に所蔵あり。)
抄録や解題がないため、実際に読んでみてもらうしかなさそう。
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 窪島誠一郎
- 水上勉
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 書誌的事項調査
- 内容種別
- 文学
- 質問者区分
- 一般女性
- 登録番号
- 1000160714