レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/03/26
- 登録日時
- 2012/03/28 02:00
- 更新日時
- 2012/03/28 02:00
- 管理番号
- 1000000633
- 質問
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解決
漫湖が埋立てられる前の地図はあるか。
- 回答
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『沖縄大百科事典 下 』(沖縄大百科事典刊行事務局、沖縄タイムス社、1983年)
p543 「漫湖」の項に「もと那覇港湾の一部。漫湖について『那覇築港誌』(1916年)は〈南北明治橋より東南に、那覇公園を以て名高き奥武山を囲繞し、深く真玉橋まで湾入せる湖形の部分〉と定義している。…現在は漫湖の那覇市に属する部分はほとんど埋め立てられ、豊見城村側も干潟となり、地図の上から漫湖の名は抹消された」とある。
下記の資料を提供する。
『漫湖についてのフォーラム報告集』(下地 邦輝、漫湖フォーラム等実行委員会、1999年)
p94-102 「漫湖の空中写真」に1945年・1947年・1970年・1977年・1990年・1993年・1996年・1997年・1998年のモノクロ写真が掲載されている。
p103 「漫湖の変遷」に1981年・1925年・1998年の地図あり。
双方とも、漫湖の移り変わりがわかりやすい。
『那覇市旧跡・歴史的地名地図』(那覇市文化局歴史資料室 編・刊、1998年)
かつて漫湖があった場所に「戦後埋立」と書かれている。
『那覇の歴史・民俗地図』(那覇市企画部市史編集室 編・刊、1979年)『那覇市史 資料篇 第2巻中の7 付録』
「那覇全図」(大正10年)が収録されており、埋立前の地形がわかる。
『那覇市史 戦後の都市建設』(那覇市企画部文化振興課、那覇市役所、1987年)
p145-149 「国場川下流」の項に「真和志市古波蔵区兼久原検疫所前公道44号線に沿う漫湖内(国場川下流)」の埋立工事の内容などが記載されている。
『琉球列島地形図』
戦前米軍の作成によるもの。「那覇」の項に、埋立前の漫湖あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 1 沖縄大百科事典 下 沖縄大百科事典刊行事務局∥編 沖縄タイムス社 1983.5 K03/O52/3 p543
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2 漫湖についてのフォーラム報告集 下地 邦輝∥編 漫湖フォーラム等実行委員会 1999.12 K51/SH52 p94-103 -
3 那覇市旧跡・歴史的地名地図 那覇市文化局歴史資料室∥[編] 那覇市文化局歴史資料室 1998.3 K299/N27 -
4 那覇市史 資料篇 第2巻中の7 那覇の民俗 那覇市企画部市史編集室∥編 那覇市役所 1979.1 K23/N27/2-2-7 -
5 那覇市史 資料篇 第3巻1 戦後の都市建設 那覇市企画部文化振興課∥編 那覇市役所 1987.3 K23/N27/3-1 p145-149 -
6 琉球列島地形図 K299/R98
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 当館所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000104317