以下の資料に関連の記述を確認しました。
■十郎峯(十郎ヶ峰)の戦いについて
・『栃木縣史 第8巻(戦争編)』(田代善吉/著 臨川書店 1972)
p.181-183 「第二十七章 十郎ヶ峰戦」の項に芳賀高武の臣下の三ツ原十郎成定は北条の軍を撃退し、戦場となった地を十郎ヶ峰と称するに至ったと記述があります。
・『下野伝説集 追分の宿 改訂増補版』(小林友雄/著 月刊さつき研究社 1976)
p.345-347 「宇都宮城下の雑記 (七)十郎ヶ峯」の項に、上記資料と同様、戦いについての記述があります。
■近い年代の栃木での合戦について
十郎峯(十郎ヶ峰)の戦いに近い年代で起こった合戦として、沼尻の合戦について以下の資料に記述を確認しました。
・『戦争の日本史 10 東国の戦国合戦』(市村高男/著 吉川弘文館 2009)
p.266-281 「Ⅳ 関東統一と天下統一への競合 6 北条氏の攻勢と反北條連合」の項に天正十二年五月、北條氏直が佐竹義重ら反北條連合と下野沼尻で対戦したとの記述があります。
・『戦国時代の終焉』(齋藤慎一/著 吉川弘文館 2019)
p.53-71 「第3章 沼尻の合戦 天正十二年」の項があります。
・『北関東の戦国時代』(江田郁夫/編,簗瀬大輔/編 高志書院 2013)
p.245-265 「沼尻合戦 戦国末期における北関東の政治秩序」(戸谷穂高/著)が掲載されています。