レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年11月11日
- 登録日時
- 2012/02/11 10:50
- 更新日時
- 2012/02/11 10:50
- 管理番号
- 福井県図-20111111
- 質問
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解決
大島昌宏著『結城秀康』に登場する、加奈という人物についての資料がないか。
- 回答
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記録には見えない。歴史小説なので、著者の創作であることも考えられる。
- 回答プロセス
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1.結城秀康に関する資料、系図を調べる。
①「御系図」(松平文庫蔵 『福井市史 資料編4』に翻刻所収)
越前松平家の系図は松平文庫に複数あるが、この系図は結城秀康を初代とする越前家の家系を記したものの一つ。秀康の側室は子を産んだ母しか 記述がないが、加奈や秋月氏という記述はない。
②「越国春秋」(松平文庫蔵)
「公五妃ヲ納テ六男一女ヲ生ム」とあり、5人の室がいたことが書かれている。中川氏清涼院殿、三谷氏月照院殿、某氏、三好氏品量院殿、津田氏長寿 院殿、正室。加奈はなし。
③『徳川葵三代』(新人物往来社 1999年)p74
正室=鶴子 側室=三谷氏 側室=三好氏 側室=津田氏
以下の資料も該当なし。
『国事叢記 上』(福井県立図書館・福井県郷土誌懇談会 1961年)
『片聾記・続片聾記 上』(福井県立図書館・福井県郷土誌懇談会 1955年)
『結城秀康の研究』(小楠和正/著 越前松平家松平宗紀 2006年 秀康について最も詳しい資料)
『福井藩祖・結城秀康』(福井市立郷土歴史博物館 2007年)
- 事前調査事項
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初代高鍋藩主種長の妹(秋月種実の娘)を秀吉に人質として差し出したが、高鍋藩の記録、秋月家系図には記載されていない。
大島昌宏氏著作の中ではこの人質の名は加奈となっており、秀吉から下げ渡され、結城秀康の側室として仕えたとある。
- NDC
-
- 個人伝記 (289 8版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 結城秀康
- 高鍋藩
- 秋月氏
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000101339