レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年06月09日
- 登録日時
- 2021/02/03 10:08
- 更新日時
- 2021/08/11 16:18
- 管理番号
- 埼久-2020-067
- 質問
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解決
ウイルスの毒性が強くなるメカニズムがわかる本を見たい。
- 回答
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以下の資料を提供した。
『感染症のはなし 新興・再興感染症と闘う』(中島秀喜著 朝倉書店 2012)
p72-93「第3章 新型インフルエンザ」
p77「(前略)世界的な大流行につながる新型インフルエンザの発生は、次項で説明する伝子再集合の結果、構造タンパク質が大きく変化する大変異をおこして従来存在しなかった新しいウイルスが出現し、それがヒトに対する強い病原性と感染したことが原因であろうと考えられている」とあり。
p77-78「インフルエンザウイルスにみられる抗原大変異と小変異」に、関連する記述あり。
p78-80「鳥インフルエンザ」に、関連する記述あり。
p80-82「強毒ウイルスと弱毒ウイルス」に、関連する記述あり。
『新型インフルエンザ 世界がふるえる日』(山本太郎著 岩波書店 2006)
p27-30「シフトとドリフト」に、インフルエンザウイルスの抗原変異についての説明あり。
p100-110「新型インフルエンザが出現するしくみ」「インフルエンザウイルスの感染・複製」「強毒性と弱毒型」に、関連する記述あり。
『インフルエンザ・ハンター ウイルスの秘密解明への100年』(ロバート・ウェブスター著 田代眞人[ほか]監訳 岩波書店 2019)
p17-20「1918年のウイルスは温和なウイルスから致命的なウイルスに変化し、ふたたび温和なウイルスに戻っていった。この変化の秘密は何だろうか?(中略)」として、遺伝子RNAの変化(突然変異)である「遺伝子ドリフト」と抗原ドリフト(連続抗原変異)、遺伝子分節の再集合により別の亜型ウイルスに置き換わる抗原シフト(不連続抗原変異)の二つのメカニズムについて説明あり。
『インフルエンザ大流行の謎』(根路銘国昭著 日本放送出版協会 2001)
p153-161「トリインフルエンザの謎」
p156-159「強毒化したウイルス」に第一三番目のアミノ酸の変化について記載あり。
S.メイキン著「コロナウイルスはどこから来たのか」(『別冊日経サイエンス 238』p17-19 日経サイエンス 2020.4)
p19コロナウイルスのRNAの複製ミスについての記述あり。
- 回答プロセス
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1 NDC分類〈493.87〉の棚を確認する。
2 科学関係の雑誌を調べる。
〈その他確認済み資料〉
『ウイルスの手帳』(田爪正氣〔ほか〕著 研成社 2004)
『人類対インフルエンザ』(トム・クイン著 山田美明[ほか]訳 朝日新聞出版 2010)
『日経サイエンス 2020年7月号』(日経サイエンス 2020.7)
- 事前調査事項
- NDC
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- 内科学 (493 9版)
- 参考資料
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- 『感染症のはなし 新興・再興感染症と闘う』(中島秀喜著 朝倉書店 2012) , ISBN 978-4-254-30110-6
- 『新型インフルエンザ 世界がふるえる日』(山本太郎著 岩波書店 2006) , ISBN 978-4-00-431035-8
- 『インフルエンザ・ハンター ウイルスの秘密解明への100年』(ロバート・ウェブスター著 田代眞人[ほか]監訳 岩波書店 2019) , ISBN 978-4-00-061313-2
- 『インフルエンザ大流行の謎』(根路銘国昭著 日本放送出版協会 2001) , ISBN 4-14-001907-7
- 『別冊日経サイエンス 238』(日経サイエンス 2020.4)
- キーワード
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- 感染症
- 新型インフルエンザ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 健康・医療
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000293425