レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003/08/27
- 登録日時
- 2006/08/09 02:11
- 更新日時
- 2010/02/28 14:49
- 管理番号
- 埼熊-2003-024
- 質問
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解決
「アンギ織り」の名前の由来を知りたい。以前、老人ホームのボランティアで実際に織ったことがある。
- 回答
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〈アンギン(編布)〉のことと考えられる。『衣生活と民具』『日本民俗大辞典 上』『新潟県大百科事典』『縄文の衣』『縄文人になる!』等に記述があり。語源、方言等の観点から諸説があるようだと回答する。
- 回答プロセス
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『染織辞典 増補』『染織事典』『日本染色辞典』『原色染織大辞典』に〈アンギ〉の項なし。
《Google》を〈アンギ〉で検索するが該当なく、〈アンギン(編布)〉でヒットする。
これを手がかりに所蔵資料にあたり、『衣生活と民具』『日本民俗大辞典 上』『新潟県大百科事典』『縄文の衣』『縄文人になる!』等に記述があることがわかった。それらによれば、語源は編布(衣)、新潟地方の方言そのままの呼び名、時宗の僧がまとっていた阿弥衣(あみぎぬ)がこれと同じ編み方であるため等の説明があり、諸説があるようだと回答した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 染織工芸 (753 9版)
- 語彙 (814 9版)
- 参考資料
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- 『衣生活と民具 日本民具学会論集6』(日本民具学会 雄山閣出版 1992)
- 『日本民俗大辞典 上』(福田アジオ 吉川弘文館 1999)
- 『新潟県大百科事典』(新潟日報事業社出版部 新潟日報事業社 1984)
- 『縄文の衣 日本最古の布を復原』(尾関清子 学生社 1996)
- 『縄文人になる! 縄文式生活技術教本』(関根秀樹 山と渓谷社 2002)
- キーワード
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- 織物
- アンギン-編み布
- 語彙-語源-日本語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000029974