レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/02/19
- 登録日時
- 2019/03/25 00:30
- 更新日時
- 2019/03/25 00:30
- 管理番号
- 6001037310
- 質問
-
解決
聖書に出てくる巨大なブドウが日本で栽培されているらしい。大きさや重さ、どこで見られるのかが知りたい。
- 回答
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以下の資料より、ブドウの品種は「ネヘレスコール」であることがわかった。
WEB情報によると、大分農業文化公園で栽培されており、例年9月下旬に収穫体験を行っているとある。
[図書]
・『ブドウ品種総図鑑』(植原宣紘/編著 創森社 2018.6)
P.41「ネヘレスコール Nehelescol」の項
「果粒重3~4g」「本種は最古の品種で最大の果房といわれ、10kg以上になる。」「旧約聖書の中に房に棒を通し、二人の男が担いで運んだブドウの話があるが、おそらく本種のことであろう」という記述がある。
・『日本のブドウハンドブック ワイン用から生食用まで完全網羅したはじめてのブドウ事典』(植原宣紘/著 イカロス出版 2015.7)
P.154「ネヘレスコール」の項
「旧約聖書にエシコルの谷で見つかった長い巨大な房を二人の男が房に棒を通して担いで運んだという記載があり、おそらく本種のことであろう」
「粒は卵形で中粒、3~4g(平均18~16mm)」「世界に数千品種あるブドウの中で最大果房といわれ、房長は50cm~1m、重さは1房10kgの記録があると伝えられる」
P.94-96「Column 知っておきたい品種「ネヘレスコール」」
「あまりに長大な房であるから、箱詰めして市場出荷するのは難しく」「九州の大分農業文化公園では「ネヘレスコール・ワイン」(白ワイン)を生産・販売している。」という記述がある。
[ウェブサイト]
・大分農業文化公園HP「農業体験」より
「世界一のブドウ・ネヘレスコール」と題し、次のような記述がある。
「大分農業文化公園では、スーパーなどではほぼ流通していない大変貴重なブドウ「ネヘレスコール」を栽培しています。」「公園で栽培した房で今までの最長記録は約90㎝、重いもので約3㎏ほどありました。
旧約聖書の民数記13章23節には「偵察隊が民に見せるために切り取った1房のブドウは棒にぶら下げて2人がかりでかつぐほど大きかった」という記述があります。このブドウこそがネヘレスコールだと言われています。」
URL:https://www.oita-agri-park.or.jp/farm/ (2019.2.19現在)
[事例作成日:2019年2月19日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 果樹園芸 (625 10版)
- 参考資料
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- ブドウ品種総図鑑 植原/宣紘‖編著 創森社 2018.6 (41)
- 日本のブドウハンドブック 植原/宣紘‖著 イカロス出版 2015.7 (94-96、154)
- https://www.oita-agri-park.or.jp/farm/ (大分農業文化公園 農業体験)
- キーワード
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- ネヘレスコール(ネヘレスコール)
- ブドウ(ブドウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000253664