レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2023/01/17 14:44
- 更新日時
- 2023/05/09 15:30
- 管理番号
- 2023-1.1
- 質問
-
『赤毛のアン』の登場する人物「アン・シャーリー」の“シャーリー”と「ギルバート・ブライス」の“ギルバート”がどういう意味かを知りたい。
- 回答
-
①「アン・シャーリー (Anne Shirley)」→「Shirley」
・『西洋人名知識辞典』(E.C.スミス/[ほか]共編 荒竹出版 1984年) p.351
【英】イングランドのShirley「州有林」から来た者
・『アメリカ人名事典』(G.R.スチュアート/著 木村 康男/訳 北星堂書店 1983年) p.268
“shire-glade”の意の地名として、11世紀の『ドゥームズデイ・ブック』(征服王ウイリアム1世が編纂させたイングランドの国勢調査書)
に現われる。その後「姓」となり、19世紀から20世紀初期にかけてアメリカで男性名として時おり使用された。
・『ヨーロッパ人名語源事典』(梅田 修/著 大修館書店 2000年) p.332
語源は古英語scir(輝かしい)+leah(草原)である。森の切れ目の「明るい草地」という意味。
②「ギルバート・ブライス (Gilbert Blythe)」→「Gilbert」
・『西洋人名知識辞典』(E.C.スミス/[ほか]共編 荒竹出版 1984年) p.291
【英】Gilbert「誓約・輝かしい」の子孫。
・『The mother of all baby name books』(Bruce Lansky/著 Meadowbrook Press 2003年) p.367
(English) brilliant pledge; trust-worthy.
・『アメリカ人名事典』(G.R.スチュアート/著 木村 康男/訳 北星堂書店 1983年)p.149
語源はゲルマン語でGisil,“pledge”とberhta,“bright”の合成語。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 系譜.家史.皇室 (288)
- 北アメリカ (285)
- 参考資料
-
-
E.C.スミス [ほか]共編 , Smith, Elsdon Coles, 1903-1996. 西欧人名知識事典. 荒竹出版, 1984.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001788065-00 , ISBN 4870430088 -
G.R.スチュアート著 ; 木村康男訳 , Stewart, George Rippey , 木村, 康男. アメリカ人名事典 : ファーストネームの由来と歴史 4刷. 北星堂書店, 1995.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I001478209-00 , ISBN 4590006812 -
梅田 修 著 , 梅田 修. ヨーロッパ人名語源事典. 大修館書店, 2001.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I107630199-00 , ISBN 9784469012644 -
G.R.スチュアート著 ; 木村康男訳 , Stewart, George Rippey , 木村, 康男. アメリカ人名事典 : ファーストネームの由来と歴史 4刷. 北星堂書店, 1995.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I001478209-00 , ISBN 4590006812
-
E.C.スミス [ほか]共編 , Smith, Elsdon Coles, 1903-1996. 西欧人名知識事典. 荒竹出版, 1984.
- キーワード
-
- 赤毛のアン
- 人名
- 意味
- 語源
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000327508