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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2016-094
事例作成日
(Creation date)
2015年08月22日登録日時
(Registration date)
2017年01月30日 15時36分更新日時
(Last update)
2017年03月15日 11時53分
質問
(Question)
埼玉県のお供えの実践例を知りたい。沖縄の清明祭における墓での宴会のようにこれが墓などの外部(公領域)へ出ていく事例などがあれば知りたい。
回答
(Answer)
埼玉県内のお供えの事例について、記述のあった以下の資料を紹介した。

『埼玉の民俗 年中行事』(長井五郎著 北辰図書 1963)
『ふるさとの民俗文化』(矢作尚也著 さきたま出版会 1989)
『埼玉の祭り・行事 埼玉の祭り・行事調査事業報告書』(埼玉県立民俗文化センター編 埼玉県教育委員会 1997)
『新編埼玉県史 別編 2 民俗』(埼玉県編 埼玉県 1986)
『埼玉の民俗写真集』(埼玉県編 埼玉県 1991)
『埼玉民俗 第1号 正月行事特集』(埼玉民俗の会編 埼玉民俗の会 1971)
『埼玉民俗 第2号 埼玉の七夕とお盆特集』(埼玉民俗の会編 埼玉民俗の会 1972)
回答プロセス
(Answering process)
自館資料を確認する。
『埼玉の民俗 年中行事』(長井五郎著 北辰図書 1963)
 p30-31「七草粥の由来」に「七日のこの朝は、正月の供えもの全部を集めてなおらい(直会)する、つまり神人共食の機会ではなかったろうか、ということである。(略)年神様にお供えしてあった物すべてを下げる、すなわちお棚さがしをし、神と人との共食を七日の朝に行うということは、年神様のお帰りを意味している。元日の早朝にやってこられたこの神様は、この朝をもってお帰りになるのである。」とあり。
 以下、埼玉県内各地の年中行事の紹介あり、行事に伴う「お供え」の記述も多い。
 p35-58「小正月」「正月十五日を中心に前後約三日間を、埼玉県下の町や村ではなんと呼んでいるであろうか、そして、各家々ではどんな行事をしているのであろうか、ここではそのあらましを眺めてみよう。」以下いくつかの市町村の概要あり。

『ふるさとの民俗文化』(矢作尚也著 さきたま出版会 1989)
 p34-35「6 麦作りの儀礼習俗 (3)麦まきの儀礼」地神さまや畑の神様へボタモチをお供えするという例が3つ紹介されている。
 p390-392「八 川口の年中行事 2信仰的儀礼 3農耕儀礼」川口の正月・盆迎え。畑作の儀礼について記述あり。
 「(略)七日には、七夕、仏具洗いなどが行われる。七夕のとき、新しく畑でとれた作物を供え、マコモの馬を一対飾るが、これも本来は盆行事の一つと考えられる。(中略)盆棚に位牌をならべ、祖霊を迎えるのだが、供え物としては、ほおずき、畑でとれた新しい作物、さらに水を入れた器はかかせない。また無縁仏のための供え物を供える所を設ける。」
 「畑作の儀礼としては麦の儀礼は少ないが、それでも、七月から八月の浅間さまの日、天王さまの日、七夕など、夏の暑いとき流行する悪病祓いのフセギ、夏祈祷のときなどに小麦まんじゅうやうどんを神さまに供え、食べたといわれ、これは餅に対する麦の収穫を祝うハレの日の食べ物として重要だった。これら夏にとれた作物の収穫を祝う儀礼であったと考えられる。」

『埼玉の祭り・行事 埼玉の祭り・行事調査事業報告書』(埼玉県立民俗文化センター 埼玉県教育委員会 1997)
 p21-「5 供物や料理に特徴ある祭り・行事」
 県内の祭りや行事にてお供えされるもので項が立てられている。
 「餅」「赤飯」「白米」「粥」「団子」「シトギ」「麦」「甘酒」「独自の神饌・供物」「お高盛」「神饌・供物の交換」があり。
 p211-216「団子を神饌する祭り・行事」などの題目で地名・行事名・期日・場所・種類備考の内容を記した一覧があり。

『新編埼玉県史 別編 2 民俗』(埼玉県編 埼玉県 1986)
 p64-67「五 屋内の神」各神の祀り方などあり。
 「荒神 (前略)県内の多くの地域では、毎年一〇月三一日(九月の地域も多い)に荒神様が出雲大社に出掛けるといい、この日三六個の団子を供える。」
 「先祖の霊 仏壇は、一般庶民の間では先祖の霊を祀るための祭壇と考えられている。(中略)盆や彼岸、年忌法要などの日には供養棚を設けたりもする。」
 p280-281「第10章年中行事 第二節正月行事 (六)年神棚」
 「イノマ(茶の間)にある通常のタカダナ(大神宮)を年神棚とする場合が多い。(中略)棚の前面には干し柿・みかん・栗・塩鮭・昆布・するめなどをつるす。オカサネ(鏡餅)は重箱に半紙を敷いて供える。(大滝村三峰)」
 p288-289「第10章年中行事 二大正月(三)正月中の食事と供え物」
 p302-308「4 繭玉」小正月行事のひとつとして記述あり。
 p336-337「六 彼岸」「食物」儀礼食について記述あり。
 p370-373「第四節 盆行事 二盆」供え物について記述あり。

『埼玉の民俗写真集』(埼玉県編 埼玉県 1991)
 p227-228「正月飾り」玄関飾りなどの写真あり。
 p235-244「小正月」繭玉などの写真あり。
 p257「無縁仏」の供え物の写真あり。
 p260「送り盆」写真あり。
 p263-266「神迎え」「恵比寿講」などの供え物の写真あり。

『埼玉民俗 第1号』(埼玉民俗の会編 埼玉民俗の会 1971.7)
正月行事特集
清水武甲著「秩父の年越のころ」
潮地悦三郎著「蕨の正月行事」 
内田賢作著「上尾市沖の上の正月行事」
藤野正秀著「坂戸町の正月行事」
長島喜平著「嵐山町鎌形の正月行事」
関根増男著「両神村小森の正月行事」
坂上昭夫著「野上町坂上家の正月行事」 
鶴川次作著「東秩父村の正月行事」 
千島寿著「吉田町南新田原の正月暦」
栃原嗣雄著「野上町風布の正月行事」
中英夫著「児玉町下浅見の正月行事」
新井栄作著「川本村長在家の正月行事」
大館勝治著「行田地方のオタキアゲ聞書」
鳥海昂著「大利根町の正月行事」
小山喜八著「蓮田町平野の正月行事」
大木演明著「杉戸町木津内の正月行事」

『埼玉民俗 第2号』(埼玉民俗の会編 埼玉民俗の会 1972.7)
埼玉の七夕とお盆特集
潮地悦三郎著「蕨の盆行事」 
八木橋弘著「大宮市のお盆行事」
清水与四次著「鳩山村私の家の盆祭」
浅見恒夫著「秩父市浦山昌安寺の精霊送り」
坂上昭夫著「野上町坂上家の七夕とお盆」
田中正明著「東秩父旧槻川村の盆行事」
鶴川次作著「東秩父村安戸、皆谷、朝日根の盆行事」
中治夫著「児玉町の盆行事」
奈良原春作著「妻沼町七夕の迎え馬と盆棚」
田倉米造著「熊谷市久下の盆行事」
小山喜八著「蓮田町平野地区の七夕とお盆」
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
年中行事.祭礼  (386 9版)
貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション  (090 9版)
参考資料
(Reference materials)
『埼玉の民俗 年中行事』(長井五郎著 北辰図書 1963)
『ふるさとの民俗文化』(矢作尚也著 さきたま出版会 1989), ISBN 4-87891-177-8
『埼玉の祭り・行事 埼玉の祭り・行事調査事業報告書』(埼玉県立民俗文化センター[編] 埼玉県教育委員会 1997)
『新編埼玉県史 別編 2 民俗』(埼玉県編 埼玉県 1986)
『埼玉の民俗写真集』(埼玉県編 埼玉県 1991)
『埼玉民俗 第1号』(埼玉民俗の会編 埼玉民俗の会 1971)
『埼玉民俗 第2号』(埼玉民俗の会編 埼玉民俗の会 1972)
キーワード
(Keywords)
お供え
年中行事-埼玉県
お盆
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査 書誌的事項調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000207535解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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