レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年07月20日
- 登録日時
- 2019/02/11 14:50
- 更新日時
- 2019/03/22 18:42
- 管理番号
- 南浦和-1-00019
- 質問
-
解決
マ・ティーダという人が書いた『良心の囚人』を読みたい。
内容は、スーチーの運動で捕えられた政治犯のような人の6年間の投獄記録。
- 回答
-
日本語訳は出版されていないこと、洋書なら国会図書館などにあることを伝えた。
- 回答プロセス
-
・図書館業務システムで、“良心の囚人”で検索(書名、主題)
316.1『アムネスティ人権報告6 良心の囚人-自由の灯』アムネスティ・インターナショナル日本支部/編 明石書店 1997
これは、書名のみ同じで、内容や著者は違った。
・図書館業務システムで、“マ・ティーダ”で著者名検索
×929.353『ミャンマー現代女性短編集5』南田みどり/編訳 大同生命国際文化基金
マークの内容細目を見ると、同著者で違う作品が収録されている。
P21-31「新旧旧新」掲載
・インターネットで検索 “マ・ティーダ”
→ 「マ・ティーダ――良心の囚人 —独房から心を解き放つ— 」
https://jfac.jp/culture/features/f-ah-ma-thida/(2019.2.11最終確認)
「マ・ティーダの獄中記「良心の囚人*―インセイン刑務所を通じての私の歩み」を読んで (2)」
http://chikyuza.net/archives/71247(2019.2.11最終確認)
これらのホームページより、洋書で
『Prisoner of conscience:My steps through Insein』Ma,Thida/著 Silkworm books 2016
という図書が存在することがわかった。
・国会図書館サーチで検索 “良心の囚人” → 122件ヒット
先に取り寄せ中の『アムネスティ人権報告6 良心の囚人-自由の灯』しか書名があうものがない。
・ジャパンナレッジで検索 “良心の囚人”
イミダスによると、次のように“良心の囚人”の定義(語句)があることがわかった。
思想や信条、信仰、人種、皮膚の色、言語、性的指向などを理由として政府に拘禁
されている人のこと。国際的人権団体アムネスティ・インターナショナルの創設者で
あるピーター・ベネンソンが提唱した。
一般的に政治犯とされる人と重なることも多いが、暴力行為を伴う活動をしていた
場合には該当しない。過去には、ミャンマーの民主化運動指導者アウンサンスーチーや、
中国の人権活動家、劉暁波なども良心の囚人に認定された。
同団体は、こうした人々への支援と釈放要請を主な活動目的の一つとしており、
政府や国際組織などに対して手紙やメールによる訴えかけを行っている。
2013年6月には、ミャンマーのテインセイン大統領が、同年末までに国内の刑務所などに
収容されている良心の囚人を全て釈放するという方針をラジオ演説で明言した。
・国会サーチで検索“Ma Thida”→1件ヒット
『Prisoner of conscience : my steps through Insein』Ma Thida,foreword by U Win Tin
Silkworm Books 2016 ISBN 9786162151231
→ 国会図書館のみヒット。英語版。利用不可(貸出も複写も不可のよう)になっている。
著者件名によると、マ・ティーダは1966年生まれとわかった。
この画面で、翻訳ボタンを押したら、書名は『良心の囚人:インセインを通る私のステップ』と自動和訳された。
おそらく、インターネットで調べたホームページに書かれた洋書の書名と同じと思われる。
・埼玉県内横断検索 → ×
・CiNiiブックス → 京都大学東南アジア地域研究研究所図書室
目白大学新宿図書館
・紀伊國屋web → ヒットしたが、注文不可となっている(2018.7.22現在)。
・東京都内横断検索 → ×
- 事前調査事項
- NDC
-
- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査 書誌的事項調査 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000251634