レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/05/26
- 登録日時
- 2020/08/02 00:30
- 更新日時
- 2020/11/11 10:39
- 管理番号
- 秋田-2488
- 質問
-
未解決
農民詩人で知られる真壁仁の以下の詩(または同様の記述)が収載されている文献を探している。
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百姓こそ、人間の原初だ
百姓こそ創造者だ
百姓の心をとりもどす生き方のみが、人間の世界を豊にするのだ
経済的な豊かさよりも精神的な豊かさを選ぶべきだ
田に作れ、畑も作れ
絵や音楽がサラリーマンや都会の人のみにあるのではない
百姓こそ接するべきだ。
東京の絵の展示会を見に、音楽を聞きに行く百姓たれ
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- 回答
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当館に真壁仁の個人詩集の所蔵はなし。
以下の研究書に、該当する記述を発見することはできず。
×『真壁仁研究』第1号~第7号(真壁仁研究編集委員会/編、東北芸術工科大学東北文化研究センター、2001、911.52/ママ/1)資料番号:129048583
×『真壁仁とともに』(斎藤たきち/著、東北芸術工科大学東北文化研究センター、2000、911.52/ママ/)資料番号:129048617
×『真壁仁を取りまく詩人たち』(杉沼永一/編著、山形Bibliaの会、1994、911.52/ママ/1)資料番号:128200839
×『日本農民詩史』全5巻(松永伍一/著、法政大学出版局、1975、911/853/1)資料番号:110647542
×『北方農民詩の系譜』(小坂太郎/著、秋田書房、1978、911.52/コホ/)資料番号:111369849
【2020/11/10 次の情報追加】
『講座 日本農民 3』(斎藤たきち/編、612.1/タコ/3)資料番号:128372315
→p259 次のとおり記述あり。
「氏はいつも、百姓こそ人間の原初だ、といい、百姓こそ創造者であると言つておられた。そして百姓のこころを忘れた今日の時代を嘆き、百姓のこころをとりもどす生き方のみが、人間の世界を豊かにするのだ、経済的な豊かさよりも精神的な豊かさを選ぶことを示唆し、田もつくり、詩もつくれ、絵や音楽がサラリーマンや都会の人のみにあるのではない、百姓こそ接するべきだ。東京の会場に絵の展覧会を見に、また音楽会を聞きに出かけてゆく百姓たれ、と行為を通して話をしてくれるのであった。」
- 回答プロセス
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「真壁仁」、「農民詩」をキーワードに書誌検索
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911)
- 参考資料
- キーワード
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- 真壁仁(マカベヒトシ)
- 農民誌(ノウミンシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- レファレンス協同データベース事業サポーター 寺尾隆(寺尾)さまより、回答の追加情報をご提供いただきました。
- 調査種別
- 所蔵・所在調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000285208