レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20180727
- 登録日時
- 2018/12/22 00:30
- 更新日時
- 2018/12/22 00:30
- 管理番号
- 福参-1104
- 質問
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解決
ラッキーセブンの由来を知りたい。
- 回答
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◆参考資料1『数の話題事典』p.6
「7」の〔特色〕として記述あり。
「野球で7回はラッキーセブンとされ、攻撃側のチャンスの数という。これは1930年代アメリカの大リーグで、サンフランシスコ・ジャイアンツが何度も7回に逆転の得点を入れたという偶然の出来事に由来する。しかし、もともとこの数は奇跡、幸運、神秘などを表す数として東洋でも西洋でも認められていた。このため、ラッキーセブンは野球以外にも用いられるようになり、たちまち全世界に広まった。」
◆参考資料2『暮らしのことば新語源辞典』p.905
「野球で七回の攻撃。七を幸運の数とすること。英語のlucky seventhからの外来語。両チームの七回の攻撃を幸運の回とするところから。七回は投手の疲れが出始めるのに対して、打者は逆に投球に慣れ、得点の機会に恵まれるケースが多いということが背景にあろう。織田作之助『競馬』の「血走った眼を閉じて鉛筆の先で出馬表を突くと、七番に当ったのでラッキーセブンだと喜び」は、七を幸運の数とした言い方である。」
との記述あり。
◆参考資料3『数のつく日本語辞典』p.196
「lucky seventh 野球で、一試合のうちの七回目の攻撃。幸運な七回目という意味。攻撃にとって七回ごろは球種にも慣れ、ピッチャーも疲れてくるので、攻撃しやすく、得点の機会にも恵まれることが多いところからいう。一八六〇年ごろ、サンフランシスコ・ジャイアンツが七回の攻撃で、何度も逆転劇を演じたところからいわれ始めた。」
との記述あり。
以下の資料にも同様の記述あり。
◆参考資料4『日本大百科全書』p.130
◆参考資料5『広辞苑 (第7版)』p.3057
◆参考資料6『日本語源広辞典(増補版)』p.1118
- 回答プロセス
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①辞書類で調べる
参考資料4.5に記述を確認。
②語源辞典を調べる
参考資料2.6に記述を確認。
③「数 事典」「数 辞典」をキーワードに自館検索
参考資料1.3に記述を確認。
◆『日本数字用語辞典』村石 利夫/著(日本文芸社 1980.12)
◆『数字雑学事典』 相沢 正夫/著(毎日新聞社 1979)
には、ラッキーセブンの記述はなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 8版)
- 参考資料
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- 1 数の話題事典 上野 富美夫/編 東京堂出版 1995.4 031/5R/12 p.6
- 2 暮らしのことば新語源辞典 山口 佳紀/編 講談社 2008.11 813/6R/48 p.905
- 3 数のつく日本語辞典 森 睦彦/著 東京堂出版 1999.4 031/5R/16 p.196
- 4 日本大百科全書 23 小学館 1988.9 031/R/70-23 p.130
- 5 広辞苑 新村 出/編 岩波書店 2018.1 813/1R/10B p.3057
- 6 日本語源広辞典 増井 金典/著 ミネルヴァ書房 2012.8 813/6R/51 p.1118
- キーワード
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- ラッキーセブン 7 野球 サンフランシスコ・ジャイアンツ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000248992