レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/02/01
- 登録日時
- 2023/03/09 00:31
- 更新日時
- 2023/03/09 00:31
- 管理番号
- 6001059794
- 質問
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解決
栂池高原スキー場にあるゴンドラ「イブ」について知りたい。
いつ架設されたのか、料金(特に運行開始当時の料金)はいくらかが分かると良いが、その他、些細な事でも良いので知りたい。
- 回答
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1982年(昭和57年)に栂池高原スキー場にあるゴンドラ「イブ」は架設されました。
次の資料に詳しく記載されています。
・『日本のロープウェイ・ゴンドラ全ガイド』(中島信/著 千早書房 2010.8)
発行当時国内で稼働していた全ての普通索道が網羅されています。
なお情報は2007年夏から2009年の春に取材したものが載っていますが、それ以降に変更のあった営業期間、料金等は可能な限り更新されています。
p.57「栂池高原スキー場(栂池高原ゴンドラリフト イブ)」
記載事項は方式、全長および傾斜長、高低差、最大勾配、運転速度、所要時間、支柱基数、搬器の製造会社、製造年、定員、事業者、設計施工会社、運行開始年月です。
運行開始当時の料金については判明しませんでしたが、参考になる情報として、次の資料が見つかりました。
・『本多勝一集 27 山登りは道草くいながら』(本多勝一/著 朝日新聞社 1995.6)
p.107-112「天狗平から蓮華温泉へ(北アルプス)」
p.108には1984年の5月に著者の本多勝一が友人と栂池高原スキー場に訪れた際のことが書かれており、その中で「代金一二〇〇円。(来期は値下げするらしい。)」とあります。
ただし後年に刊行されたスキー場のガイドブックには「1240円」で記載されていました。
・『JTBのスキー場ガイド:全国版 '93』(創作舎/編集 創作舎 1992.12)
p.280-283「栂池高原スキー場」
ゴンドラの料金としては「大人 1,240円 小人 620円」、ゴンドラとリフトの共通券は1日券が「大人 4,000円 小人 2,800円」、2日券が「大人 7,500円 小人 5,000円」とあります(p.282)。
・『オールスキー場完全ガイド '94』(立風書房 1993.11)
p.386-388「栂池高原スキー場」
ゴンドラの料金は「中間まで300円、全区間1240円、子供は半額料金」とあります(p.387)。
なお運行開始年に刊行されたスキー場のガイドブックには「料金未定」とありました。
・『オールスキー場完全ガイド '83』(立風書房 1982.11)
p.319-321「栂池高原スキー場」
また、ゴンドラの設計施工会社の社史を確認したところ、「国内初の6人乗りゴンドラリフトを栂池高原スキー場に建設」との記述がありました。
・『人と技術の80年:安全索道80周年記念誌』(安全索道株式会社/編纂 安全索道 1996.10)
p.77
[事例作成日:2023年2月1日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 冬季競技 (784 10版)
- 運輸工学.車両.運搬機械 (536 10版)
- 参考資料
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- 日本のロープウェイ・ゴンドラ全ガイド 中島/信∥著 千早書房 2010.8 (57)
- 本多勝一集 27 本多/勝一∥著 朝日新聞社 1995.6 (108)
- JTBのスキー場ガイド '93 創作舎∥編集 創作舎 1992.12 (282)
- オールスキー場完全ガイド '94 立風書房 1993.11 (387)
- オールスキー場完全ガイド '83 立風書房 1982.11 (319-321)
- 人と技術の80年 安全索道株式会社‖編纂 安全索道 1996.10 (77)
- キーワード
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- 栂池高原スキー場(ツガイケコウゲンスキージョウ)
- ゴンドラ(ゴンドラ)
- 索道(サクドウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000330025