レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/06/17
- 登録日時
- 2015/03/20 00:30
- 更新日時
- 2015/03/20 00:30
- 管理番号
- 6001007556
- 質問
-
未解決
高村光太郎が彫刻を出品した展覧会について調べています。展覧会は、1930年11月に髙島屋の大阪・長堀店で開催された「木耀会木彫展覧会」(または木燿会木彫展覧会)という展覧会です。(『髙島屋美術部五十年史』(髙島屋本社 1960)p348と、http://blogs.yahoo.co.jp/koyama2870041/9849745.htmlに記述があります。)当時の大阪の新聞に、この展覧会に関する記事(正確な会期を知らせるもの、出品作の展評などが書かれたもの)はありませんでしょうか。
- 回答
-
新聞記事ということで、毎日新聞、朝日新聞、読売新聞をオンラインデータベースにより検索しましたが、「高島屋」「木耀」「高村光太郎」等で検索しましたが該当記事は見つけられませんでした。また「毎日新聞(データベース名「毎策」)」はPDF表示させ、昭和5年10月28日~11月30日を確認しましたが、他の展覧会は広告掲載を見つけることができましたが、お探しのものは見つけることができませんでした。
(【 】内は、当館の請求記号です。)
『高島屋美術部五十年史』 高島屋美術部五十年史編集委員会編 高島屋本社 1960.10 【900/841/#】
をみると348ページ「主要展観年表」の昭和5年11月に「木耀会木彫展覧会」(長堀)とあります。正確な開催期間は不明で、出品作の評価等の開催はありません。(参考資料に記載されていたので確認済と思われます。)
次に、『高島屋美術部百年史』 高島屋美術部百年史編集室・講談社エディトリアル編 高島屋 2013.4 【706.7/53N/】
をみると56ページ「彫刻に光を当てた高島屋美術部」に「高村光太郎木彫展」(1930年3月長堀店)とあり、後半の資料編「高島屋美術部活動年表」にも同様の記述があります。しかし、「高島屋美術部活動年表」11月には河井寛次郎陶磁器展、菅盾彦近業個展のみが記載されています。
なお、以下の資料には掲載がありませんでした。
『大阪高島屋四十年史』 大阪高島屋編纂 大阪高島屋本部 1937.12 【542.3/247#】 展覧会一覧表
『高島屋135年史』 高島屋135年史編集委員会編 高島屋 1968.9 【542.3/373/#】 年表・催事記録
『高島屋150年史』 高島屋150年史編纂委員会編集 高島屋 1982.3 【542.3/725/#】
当時の美術雑誌としては『美術雜誌アトリヱ = Atelier』 アトリヱ社 1924-1950 1卷1號 (大13.2)-18卷8號 (昭16.8) ; 241号 (昭21.8)-280号 (昭25.5) 1950年以降の改題タイトル『アトリヱ』
がありますが、当館の所蔵はありません。国立国会図書館でマイクロを所蔵しているほか、大学図書館等でかなり欠号が多いながらも所蔵しているところはいくつかあります。「cinii books」でタイトル「アトリエ」と入力し、雑誌のみで検索をすると所蔵館を確認することができます。
[事例作成日:平成27年2月19日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 団体 (706 8版)
- 参考資料
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- 高島屋美術部五十年史高島屋美術部五十年史編集委員会編高島屋本社
- 高島屋美術部百年史高島屋美術部百年史編纂室∥編集高島屋
- 大阪高島屋四十年史大阪高島屋∥編纂大阪高島屋本部
- 高島屋135年史高島屋135年史編集委員会編高島屋
- 高島屋150年史高島屋150年史編纂委員会∥編集高島屋
- キーワード
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- 木耀会(モクヨウカイ)
- 高島屋(タカシマヤ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000169552